魔法 単語


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マホウ

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魔法(まほう)とは、一般の人間には不可能・不可解な現象を起こす力・能力のことである。魔術、呪術、邪術、超能力など、様々な呼び方が存在する。

概要

魔法とは、通常の人間には使うことのできない能力、不思議な現象を起こす・または現象そのものの事。

近代以前の社会においては魔法の存在は大衆に恐れられ、神話や伝説の中では度々登場する。

日本語としての魔法は明治時代以降にmagic等の和訳として造語されたとされる。中国語でもmagicは魔法と表記するので明治時代に中国語から借用したのかもしれない。

魔法の使用方法、種類は伝承や作品によって異なっており、道具を使うもの、呪文を使用するもの、他人を攻撃するもの、自分や他人を助けるもの等、様々な種類が存在する。

現実における魔法

魔法とは、まあ何という笑わしい言葉であろう。  しかし如何なる国のいつの代にも、魔法というようなことは人の心の中に存在した。そしてあるいは今でも存在しているかも知れない。

1928年 幸田露伴 「魔法修行者」

現代において、お伽噺に出てくるような科学的根拠のない魔法の存在は否定されているが、現代以前は、魔法を使う者、即ち魔女の存在が恐れられ、魔女狩りのような惨劇の原因になった事もある。なお魔女狩りはその語感からしばしば中世の事件と誤解されるが、最盛期は16〜17世紀すなわち近世である(もちろん中世にもあった)。ヨーロッパで魔女罪による最後の死刑執行は1782年という近代で、裁かれたのはスイス人女性のAnna Göldiである。

十九世紀から二十世紀にかけて黄金の夜明け団という魔術団体が儀式魔術復興運動を行い、近代西洋儀式魔術が成立した。

現代でも魔術結社などがいまだに存在し、占い師や霊媒師など、非科学的だとされる内容が現在でも一部で信じられている。 

一方、魔術に似た概念として文化人類学などで呪術が定義されている。J.G.フレイザーは『金枝篇』において、古代の権力者は祭司であると共に呪術師であり、呪術に熟達していると思わせることによって権力を獲得する事があったとしている。同書では呪術とは、呪術を宗教ではなく科学の前段階、つまり神に祈るなどの宗教的な行動ではなく、現代の医療と同じだという説を唱えている。 

創作作品などにおける魔法

ダンジョンズ&ドラゴンズ
元祖RPG(テーブルトークRPG)であるこのゲームにも魔法は存在する。主に魔法使いや僧侶といった特殊な職業の人間しか使用ができない。また一日に使用できる魔法の回数が決まっていて、これがのちのMPの概念につながった。この魔法を使うことによって体力を回復させたり敵を攻撃したりできる。
ウィザードリィシリーズ
ウィザードリィは元祖コンピューターRPGとも言われているゲームの一つである。
魔法の仕組みはダンジョンズ&ドラゴンズの影響を強く受けていて魔法使いや僧侶といって特定の職業しか使えず、魔法はレベルごとに使える回数が決まっている。この魔法を使うことによって体力を回復したり敵を攻撃したりできる。
ファイナルファンタジーシリーズ
シリーズの殆どにおいて、店で売られており普遍的な技術として浸透しているが、一部では特別な意味合いを持たされている。
FF6では大昔に三闘神と呼ばれる神によってもたらされた力の一環で、幻獣の力を取り出した人間のみが扱う事が出来、1000年前の戦争でこの世から失われた力であるとされている。
FF8では本当の意味での「魔法」は魔女と呼ばれる特別な人間のみが使えるもので、一般の人間が使うものはあくまで模倣技術に過ぎないものとされている。
ドラゴンクエストシリーズ
このシリーズでは基本的に「呪文」と呼ばれており、特別に「魔法」と言う体系がある訳ではない。しかし呪文を主体に戦う職業の事を「魔法使い」と言ったり、「魔法の鎧」などのアイテムがあるあたり、魔法という概念自体はあるようである。
ファンタシースターシリーズ
魔法に類するものとして「テクニック」が登場。これは精神力によって炎や冷気や雷を出すという点では魔法と同じだが、本当の意味の魔法とは違い、伝承や御伽噺に登場する魔法を科学技術で再現したものとされている。またシリーズによってはテクニックとは別に「マジック」と呼ばれるものがあり、こちらは太古から伝わる超自然的な能力と、本来の意味での魔法に近いものとなっている。
東方Project
キャラクターの一部に魔法使いが存在。
魔法の原理や効果などはキャラクターによって様々だが、霧雨魔理沙の魔法は主に魔法の森のキノコを様々な方法で加工した薬品・爆薬またはミニ八卦炉と言う道具を媒介にして自身の魔力を光線として放つ魔法。パチュリー・ノーレッジの魔法は特定の呪文詠唱により精霊の力を借り、火水木金土日月の7属性の力を発現する。アリス・マーガトロイドと聖白蓮の魔法は詳しい原理が不明。
TYPE-MOON作品
「魔法」と「魔術」が存在。
「魔法」とは「その時代におけるあらゆる技術を用いても実現不可能な事を実現する力」と定義されており、時代によって魔法に含まれる範囲が異なる。例えば大昔は人間が空を飛ぶ事は不可能だったので、その時代では空を飛ぶ力は魔法と呼ばれていたが、現代では空を飛ぶなら飛行機やヘリコプターに乗ればいいので、空を飛ぶだけでは魔法にならない。
作中の時代(=現代)においても魔法として分類されているのは、既に使い手も魔法も消滅したものを含めて6種。さらにその中で魔法の詳細または使い手が登場しているのは3種で、第二魔法「平行世界の運営」、第三魔法「魂の物質化・天の杯(ヘヴンズ・フィール)」、第五魔法「魔法・青(詳細不明、使い手・蒼崎青子)」。また、第一~第六のいずれに該当するか明らかでないものとして「時間旅行」「無の否定」が存在するとされていたが、魔法使いの夜にて「時間旅行」に関しては第二魔法に含まれていると判明。
「魔術」とは「その時代の技術を用いれば(時間や金が多大にかかったとしても)再現可能な事を魔力で実行したもの」とされている。昔は魔法であったものも、文明の進歩とともに魔法で無くなりただの魔術になる事もある。なお「月姫」から登場する「固有結界」という技能は、「限りなく魔法に近い魔術」と言われる。
ゼロの使い魔
火水風土の4属性の系統の他、失われた「虚無」の系統、特に属性を持たないコモンマジック、人間以外の種族が使う先住魔法が存在。6000年前に始祖ブリミルによってもたらされた技術体系で、当初は虚無を含めて5系統あったが、作中の時代までに虚無は失われている。
魔法を使うものを「メイジ」と呼び、この能力は遺伝によってのみ伝わるため、親がメイジでない人間は努力しても魔法を使えない。また遺伝であるため、「どの系統が最も適しているか」の性質も遺伝する。各々が自身で何日もかけて契約を行った自分専用の「杖」を持ち、一般的に会話に用いている言語ではなくその系統専用の「ルーン」で詠唱を行う事によって発動する。
コモンマジックはルーンではなく口語によって詠唱を行う魔法。ごく簡単な効力の魔法は大抵コモン。
先住魔法は始祖ブリミルが魔法をもたらすよりも前から存在していたものであり(そのため「先住」)、形態が全く異なる。その場に存在する精霊と契約をする必要があるため特定の場所でしか使えない魔が多いが、その分威力は四系統魔法に比べ遥かに勝る。また、四系統魔法では必須とされる「杖の所持」「ルーンによる詠唱」が必要ないという点も異なる。
魔法先生ネギま!
ごく簡単なものから非常に高度な魔法まで様々なものが登場する。系統は主に「西洋魔術」「東洋魔術」の2種類が存在する。
まず「始動キー」と呼ばれる、各人で独自に決めたパスワードに相当する言葉を唱えた後に、ラテン語または古典ギリシャ語による呪文の詠唱をする事で発動。
ドロヘドロ
ドロヘドロの魔法は一般の魔法使いと異なり、魔法使いの自身の体内で精製した魔法の「ケムリ」を魔法として口または指から発射する。作中の魔法使いは姿形こそ人間と全く変わらないが、魔法使いは体内に魔法のケムリを精製する器官と運搬する管をもっておりその器官のおかげで魔法を使う事が出来る。
ケムリの出せる量や魔法効果は先天的に決まっており、基本的に一人一種類の魔法しか使えないが応用はある程度効く。一般的な魔法使いと異なり魔法の発生源がケムリを作り出す器官や運搬する管なので、そこを攻撃されて傷つけば魔法が使えなくなるという弱点が存在する。
上記の通り魔法効果や量は生まれつき決まっているので、役に立たない魔法を持つ魔法使いやケムリが少量しか出せない魔法使いは作中「下級魔法使い」として差別の対象にされている一方で、希少効果や強力な効果を持ったケムリが出せる魔法使いやケムリの量が多い魔法使いは「上級魔法使い」として優遇される傾向にある。ケムリの量自体は手術や黒い粉と呼ばれる魔力をあげる粉で増やす事ができ、量が少なく威力が低い魔法でもドーピングや応用次第で強力になる描写がある。
D.C.シリーズ
明確に魔法が出てくるのは3だがそれ以外の作品でも「手から和菓子を出す魔法」を主人公が行っている
このシリーズの魔法は「想いの力」というものを使っている為、恋愛をし、ほんとに愛する者が出来た時に魔法は使えなくなる(手から和菓子を出す魔法やプレゼントを出す魔法など一部例外はあるようだが「老化防止」などの大がかり的なものは使えなくなる)
また3には魔法の名家と呼ばれる家系があるが必ずしも魔法を使える者が出るとは限らないため繁栄と衰退を繰り返しているようだ
魔法少女リリカルなのはシリーズ
大きくわけてミッドチルダ式とベルカ式の2つの分類が存在し、両者の違いはさほど無いもよう
違いを上げるとしたらミッドチルダ式が円、ベルカ式が三角形の魔法陣をしている。ミッドチルダ式は効果範囲と汎用性に重点を置いているがベルカ式は逆に威力に重点を置いている。など
魔法少女まどか☆マギカ
キュウべぇと契約する事により使う事が可能となる。
使える魔法の種類は個人差がある。
その他
この他にも多数の魔法を扱う作品があるがDCシリーズのように特定条件で魔法が使えなくなるあるいは不安定になるなどの影響が出る作品も存在する。不安定になる作品の場合は以前よりも強力になっているのにも関わらず安定する事がある。もちろん不安定のまま強力になり暴走を起こし結果的に使えなくなる事もある

関連動画

関連項目

  • 手品
  • magic
  • 超能力
  • オカルト
  • 魔法使い / 魔術師 / ウィザード / ウォーロック / コンジャラー / 呪術師
  • 魔法戦士
  • 魔法少女 / 魔女 / 魔女っ子
  • 魔女狩り
  • 魔法少女の作品一覧
  • 呪文
  • 呪文・魔法の一覧
  • グリモワール(魔術書、魔法書、魔道書、魔導書)
  • 魔法陣
  • 魔法株式会社
  • あいさつの魔法。
  • 魔法(生放送主)
  • アーサー・C・クラーク:SF作家。「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」という名言を残す(クラークの三法則)。
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