Homulilly(魔法少女まどか☆マギカ) 単語


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ホムリリー

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HOMULILLY (ラテン文字転写:Homulilly、カナ表記:ホムリリー)とは、『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する魔女。

ネタバレ注意 この項目は、映画『叛逆の物語』『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』のネタバレ成分を多く含んでいます。
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概要

Homulilly(魔法少女まどか☆マギカ)とは「劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」及びPSP専用ソフト「魔法少女まどか☆マギカ ポータブル」に登場する魔女であり、暁美ほむらの魔女化した姿である。

命名はおそらく、ほむらの愛称「ほむ」+「百合」であるが、彼岸花の英名「hurricane lily」「red spider lily」と古代ユダヤの伝統楽器である口琴の一種「Homus」とこじつけることも可能かもしれない。 

初登場は「魔法少女まどか☆マギカ ポータブル」だが、この時点では名前と姿以外何も判明してなかった。
しかし、「劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」でこの魔女の性質、使い魔などなど詳細が明かされた。

「劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」版

新劇版における魔女文字

くるみ割りの魔女 その性質は自己完結・・・・。

後述の「魔法少女まどか☆マギカ ポータブル」版が俗に言う「メガほむ」を基調とした姿なのに対して、こちらは俗に言う「クーほむ」ことTV本編の時間軸のほむらを基調とした姿をしており、初登場時こそ黒い三角帽子(正しくは、レコード+レコードプレイヤー)や素顔を隠した白い仮面という共通点(もしかしたらまどポ版もマントに隠れて確認できないだけで下半身や胴体等も共通かもしれないが)はあれど、その帽子もすぐに落下して、全く異なる印象の姿を露わにする。

頭部は顎骨から上が存在せず、代わりに彼岸花(hurricane lily)が生い茂っている。
ほむらの魔法少女服を模した服から覗く体は白骨化しており、両手を手枷で繋がれ、鼓笛隊の様な帽子を被ったメガほむの様な姿の使い魔達に、断頭台まで粛々と引き摺られていく中、先端が手の様になった腰部のリボンだけがそれを拒み、地面をひっかいたり周りの建物を掴んだりして処刑の行進に抗っているというかなり痛々しい姿をしている。

結局劇場版でも活躍したのは使い魔ばかりであり、魔女としてはかなり特殊な状態であったHomulillyがその真の力を見せることは無かった。

尚、彼岸花の花言葉は、「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」との事。来場者特典「魔女図鑑」によれば、すべてを失い戦うことすら出来なくなった彼女に最後に残った道しるべたる「約束」をこの彼岸花は意味するという。


また劇中のほむらが一人でバスに乗るシーンにおける隠し文字(ローマ字日本語)が解読され
「出来損ない、なり損ない、間抜けな姿、くるみ割りの魔女、性質は、自己完結、いつもおまえは、笑いもの」
であると判明した。


後に来場者特典の「魔女図鑑で公式設定、この魔女の名称は「くるみ割りの魔女」と明らかになり、後述のまどポ版の名称「此岸の魔女」とは異なる。
姿も異なるため、「此岸の魔女」とは異なる魔女であることが明確に示されている。
「性質は自己完結」とはまさに劇中のほむらを表した言葉だが、「出来損ない、なり損ない、間抜けな姿」や「いつもおまえは笑いもの」といった言葉が、魔女として完全体に至らなかったという意味なのか、それとも魔女になったほむら自身の生きざまを表しているのかは分からない。

くるみ割りの魔女。その性質は自己完結。
かつて数多くの種を砕いたその勇姿も壊れてしまっては仕様がない。他に価値など持たないこの魔女が最後に望むは自身の処刑。だが、首をはねる程度で魔女の罪は消えない。この愚かな魔女は永遠にこの此岸で処刑までの葬列を繰り返す。

(『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』特典の魔女図鑑より)

もうひとつの図鑑

くるみ割りの魔女。その性質は自己完結。
歯はこぼれ頭蓋はとろけ目玉も落ちた。もう種を砕けない頭には約束だけがみじめに植わるが、殻の中で目覚めた魔女はそれでもまだ魔法少女の姿を色濃く残す。手下たちはその姿をデキソコナイと呼び恥ずかしく思っている。

(『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』特典の魔女図鑑より)

最初の図鑑

使い魔

Homulilly自体が「くるみ割りの魔女」ということで、その使い魔達も、チャイコフスキーのバレエ『くるみ割り人形』(もしくはその原作の『くるみ割り人形とねずみの王様』)を意識したような物となっている。(以下ネタバレ)

  • 人形の兵士の使い魔 ブリキの兵隊 LOTTE
    役割は処刑執行。鼓笛隊の様な帽子を被ったメガほむ(魔法少女)の様な姿をしている。 通常の人間サイズの物が大半だが、オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフと同サイズの巨大な物(ブロッケン級)も画面中に確認されている。 また、融通の利かない上に真面目すぎる性質を反映し、他の魔女の使い魔に比べて統制の取れた行動を取っており、隊列を組んで戦闘を行っている。
     余談だがブロッケン級には、その巨体にもかかわらず、巴マミのティロ・フィナーレの一発だけで数体まとめて消滅してしまったものもいる。図体がデカいだけの見かけ倒しなのか、マミさんが強いのか、あるいは両方なのか?
      
  • 虫歯の騎兵 LUISELOTTE
    役割はネズミの駆除。白いネズミを駆り立てる役割を持つ虫歯で、上にメガほむの様な外見をした影絵の様な騎兵を乗せている。
      
  • 歯の使い魔 LILIA
    役割は咀嚼。壊れて種をかみ砕くことが出来なくなった魔女の代わりに種をかみ砕く。劇中の戦闘ではクルミ型の砲弾の発射も行っている。前述のブリキの兵隊や騎兵と共に、断頭台への進行を妨げる存在を迎撃する。
      
  • 偽街の子供達の使い魔 CLARA DOLLS(14+1)
    役割は泣き屋。葬儀を盛り上げるために泣く芝居をする、着せ替え人形の少女達。
    魔法少女級の戦闘力を持つ強力な使い魔である。
    それぞれの名前は「イバリ」「ネクラ」「ウソツキ」「レイケツ」「ワガママ」「ワルクチ」「ノロマ」「ヤキモチ」「ナマケ」「ミエ」「オクビョウ」「マヌケ」「ヒガミ」「ガンコ」そして本作では登場していない「アイ」
    ~色から生まれ空にはあらず、此岸の淵こそ我が舞台~ 
      
  • キグルミ鳥の使い魔 LIESE
    役割は凶報。偽街の子供達に餌付けされていてその命令に従うが、知能は鳥並。かぶり物のせいで視界も悪く動く物に突撃する習性がある。

 

「魔法少女まどか☆マギカ ポータブル」版

黒い三角帽子(正しくは、レコード+レコードプレイヤー)に黒いマント、さらにメガほむを連想させる三つ編みお下げと言った姿をしており、まどか☆マギカにおける魔女の中ではもっともスタンダードな魔女のイメージに近い姿とも言える。外観が「練れば練る程・・・・ウマイ!!」な感じの最近では滅多に見かけない正当派魔女な見た目である。

「この魔女の登場=GAMEOVER」であるため、詳しい能力は不明だが、他の魔法少女が魔女化した魔女達の能力から類推すると時間操作系の能力を持っていそうである。 またマント部分がリボンほむらの黒翼の展開時に似ているということから、黒翼も使えるのではと言う意見もある。

ほむらの能力が「一定期間のやり直し」で、魔女のモチーフが「レコードとプレイヤー」というところから想像すると、「針飛びによる一定箇所の延々とした繰り返し」=「延々針飛びと同時にすべてが元の状態に戻る」といったところなのかもしれない。

特典BDには、此岸の魔女という名前が載っている。此岸は彼岸(あの世)の対義語で、この世、現世という意味。

『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』のドッペル

(暁美ほむら 眼鏡ver.)
閉鎖回路のドッペル
その姿は、此岸。
この感情の主は、時を超え幾度もの試行錯誤を繰り返す。
因果を重ね続けるその姿は主とドッペルがほぼ全身に渡り一体化している。
肌はガラスとなり表情も人形のように固定され、対象が沈黙するまで淡々と攻撃を続けるその様は他の魔法少女と比べてもあまりに魔女に近い。
時間砂を操る能力をもつ他、帽子に乗せた宇宙生物から重要度の低い情報ならば抜き取ることができ、地球上に存在する武器程度であれば時間砂を硬化させ再現することが可能。

(暁美ほむら 水着ver.)
閉鎖回路のドッペル
その姿は、此岸。
この感情の主は時を超えた試行錯誤の旅の途中、この浜辺へたどり着いた。夏の日差しに浮かれてか、その姿はあまりにバカンスじみている。
麦わら帽子に確保した宇宙生物へアクセスして手に入れた謎技術により、ココナッツを撃ち出すヤシの木を生成し砲撃する。
超音速のココナッツに被弾すればどんな魔女もただでは済まないが、ゲームシステム上ドッペルの攻撃は必ず当たるため狙われた際は諦めも肝心。
また、なぜかヤシの木は高度な命中精度を誇り、むしろ普段より入念で執拗に相手単体目がけて撃ち込むことが可能になった。前向きな変化であると捉えて欲しい。

(暁美ほむら)
業因のドッペル
その姿は、此岸。
この感情の主は、出口を求めて数多の世界を巡り莫大な糸を紡ぎ出す。
ほぼ全身がガラス化した主の背後に従うは、感情より生まれた未完成の14体。
この14体は目的完遂のため、事務的に障害を排除する。
14体は意志とは無関係にせっせと因果の糸を編み込み続けており、
より複雑に絡まりあった因果は主をさらに脱出困難な迷路へと追いやるだろう。
この感情らを示す名前はまだない。

(暁美ほむら 晴着ver.)
業因のドッペル。その姿は、宝船。
この感情の主は、旧年中に置いてきた失われた輝きに想いを馳せる。
宝船が運ぶ7体は、新年の門出にあたって、主が切り離そうとした感情から生じた残滓だが、主の抱く後悔に表情を塗り潰され、元になった感情を読み取ることはできない。
このドッペルは主が後悔の重みに耐えかね、宝船ごと放り出すことで敵を押し潰す。
初日の出を眩しく感じるほど、主の後悔は重みを増すため、7体は新年の曙光に目を潰されないよう、眼鏡を着用している。

(『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』内アーカイブ「ドッペル一覧」より)

『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』では上記「此岸の魔女」を元にしたドッペルが登場するが、マギレコでの時間軸でのほむら(メガほむ)は「閉鎖回路のドッペル」、アニメの時間軸でのほむら(クーほむ)は「業困のドッペル」として姿を見せる。

閉鎖回路のドッペルはほむらの身体が透明なガラスの砂時計と化し、砂時計からリボン状の腕がはえ、魔女の帽子の縁はレコード状になっている。その縁にキュゥべえを投げて乗せて固定させ力を奪うと共に、自らは巨大なマシンガンを発射して攻撃する。水着ver.は帽子が麦わら帽、マシンガンが椰子の木から椰子の実を発射するという浮かれた仕様となっている。

業困のドッペルは閉鎖回路のドッペルと基本的な姿は変わらないが、周回を重ね因果が増したその名が示すように、ほむらの身体が一層ドッペルと一体化かつ透明化し、背中からは14体の分身眼鏡ほむらが姿を見せ、分身達が乗ったミサイルを敵に一斉に発射する。晴着ver.では分身が半分に減って七福神と化しており、帽子も大盃と鹿威しに変化。盃に載せたキュゥべえを鹿威しで殴った後黒鳥の宝船を出現させ、分身たちを乗せて敵めがけて投げつけている。

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魔法少女まどか☆マギカ ポータブル版

叛逆の物語

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関連項目

  • 魔法少女まどか☆マギカ
  • 劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語
  • 魔法少女まどか☆マギカ ポータブル
  • 魔女(魔法少女まどか☆マギカ)
  • 暁美ほむら / メガほむ / 悪魔ほむら
  • 鹿目まどか / 巴マミ / 美樹さやか / 佐倉杏子
  • Oktavia von Seckendorff / Kriemhild Gretchen / Candeloro(魔法少女まどか☆マギカ) / Ophelia(魔法少女まどか☆マギカ)
  • ねるねるねるね
  • くるみ割り人形とねずみの王様
  • 魔法少女まどか☆マギカの関連項目一覧
  • キチレコ
MAJO
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