(ラテン文字転写:Izabel、カナ表記:イザベル)とは『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する魔女である。
魔女の中では例外的に明瞭な日本語を話す。その際のCVは松嵜麗と考えられているが、真相は不明。
芸術家の魔女。その性質は虚栄。
自らを選ばれた存在であると疑わぬ魔女。
誰かに自分の作品を見せたくて仕方が無く、人間にも積極的に干渉してくるが、
その結界内はどこかで見たようなものばかり。
この魔女を倒したくば著名な批評家を連れてくればよい。(公式魔女図鑑より)
その外観はパリの凱旋門に酷似しており、結界内の模様はピカソの「ゲルニカ」やゴッホの「星月夜」にそっくり。門の上部に巻き毛の少女のレリーフと魔女文字が刻まれている。本人に戦闘能力はなく、素描のような姿を持つ使い魔「Michaela」を操って攻撃する。
アニメでは第10話に登場。契約前の気弱なほむらを結界に取り込み、ほむらのトラウマを煽り立てて自殺衝動を誘発させようとするも失敗。使い魔にほむらを殺害させようとしたが、間一髪で駆けつけたまどかとマミの手によって攻撃を受け、爆散させられる。
その性質からかつては喝采願望を持つ芸術家志望の少女であり、契約によって観衆を得ようとしたが「どこかで見たようなものばかり」しか創れなかったため、著名な批評家ですらない無名の観衆からもけなされ続け、スランプ(絶望)に陥って魔女化したと考えられる。
魔女図鑑の内容がアニメ「フラクタル」の某監督や様々なクリエイターを彷彿とさせ、一部から例えられたりした。
放送/発売日 | 名前の表記 | |
---|---|---|
TV放映最速 | 2011/3/11 | (Isadel) |
ネット配信 | 2011/3/17 | (Isadel) |
魔女図鑑 | 2011/3/18 | (Izabel) |
TV放映遅れ | 2011/4/21 | (Isadel) |
BD/DVD | 2011/8/24 | (Isadel) |
ガイドブック | 2011/8/27 | (Isabel) |
PSP版 | 2012/3/15 | (Isabel) |
テレビ放映では「(Isadel)」と表示され、細かい映像修正が施されたニコニコチャンネルの配信や、同じく修正された4月21日のTBSでの放送、更に修正されたBD/DVD版でも変更はなかった。しかし、公式サイトの魔女図鑑では「(Izabel)」と表記され、公式ガイドブックやPSP版では「(Isabel)」に変更された。
媒体によって名前が異なっていてどれが実名なのかが今一わかりにくい。
少なくとも、魔女本体に彫られている文字は全て「(Isadel)」で統一されている。
また、置き換わっている文字が“s”と“z”、“d”と“b”と、ラテン文字に置き換えた場合にそれぞれ対になる文字(鏡文字)のみとなっている。これらのことから単なる誤植ではなく、芸術家によくある「鏡文字を使った筆名」を踏襲していると考えられる。
なお、Izabelといえばフランス・ポルトガル語圏における「Elizabeth」のことである。最も著名な"Elizabeth"、イギリス王妃エリザベス1世はスペイン無敵艦隊を破った処女王として有名であり、彼女の英雄的行為に追慕した芸術家が無数の作品を残したことでも有名。
そこから考えると、彼女は自身の"選ばれた魔法少女"としての英雄譚が芸術作品として人々に受け入れられることを望んだが、どうしても「どこかで見たような」魔法少女の英雄譚しか創れず、問題点を指摘すべき著名な批評家にも恵まれず、絶望して魔女になったとも考えられる。
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Oktavia von Seckendorff | Izabel | Patricia |
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最終更新:2024/12/20(金) 21:00
最終更新:2024/12/20(金) 20:00
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