MMDペープサートとは (エムエムディペープサートとは) [単語記事]

MMDペープサートとは、MMD（MikuMikuDance）を使用し平面絵を動かす動画作成の技法であり、それを使用して作成された動画につけられるタグである。

概要

ぺープサートとは、棒に貼り付けた絵を使用する紙人形劇の事である。

フリーの3DPV作成ツールであるMMDを使用し、3Dモデルをメインには使用せずにMMDに取り込んだ平面絵を動かし動画を作成する。ぺープサートをモチーフにしたかのような演出を行った動画がいくつか登場したため、このタグが生まれたようである。なお、作成される動画がぺープサート的なものに限定されるわけでは無い（と良いなと思う）。

絵をMMDに取り込むには、ドラッグ＆ドロップのみでMMD用のアクセサリ化出来るMMDお絵かきツールを使用するのが一般的。これをMMD付属のダミーモデルに登録することで自由に動かす事が出来るようになる。透過、非表示、拡大縮小、絵の差し換え等も簡単に行える。等倍での拡大縮小以外の変形は不可。

動画編集ソフトではなくMMDで作成する利点は、まず無料であること、動作が軽いこと。その上で、補間曲線を使用し複雑でなめらかな動きを行えること、3次元の操作をきわめて直感的に行えること等があげられる。反面、素材や映像に特別な演出・効果をかけることが出来ないので、MMDからの出力後に他の動画編集ソフトでの編集作業が必要になることに注意。