N・グロー・モスとは、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」に登場するカードである。
このカードと同名カードとしても扱う効果を持つ「N・ティンクル・モス」についてもここで説明する。
遊城十代が使用するネオスペーシアンの1体。「E・HERO グロー・ネオス」、「E・HERO カオス・ネオス」のコンタクト融合の素材である。
初登場時は以下のような効果を持っていた。
初登場はVSエックス戦。
相手のデッキ破壊戦術に悩まされる中、エックスの永続罠「ガチバトル!」の効果でデッキから特殊召喚される。
「ネオス・エナジー」で強化して攻撃、エックスは魔法カードをドローしたためダイレクトアタックを仕掛けたのだが、「強制脱出装置」に阻まれ、手札にもどる。
その後、十代は「魂の共有-コモンソウル」でエックスのフィールドにこのカードを特殊召喚。さらに「ミラクル・フュージョン」で「E・HERO エリクシーラー」を融合召喚。エリクシーラーの効果で除外した素材がデッキに戻り、「E・HERO スパークマン」を召喚したことで相手の「モンスターレジスター」の効果発動、素材は再び墓地へ。
そして、エリクシーラーでグロー・モスを攻撃。
「フュージョニスト・マジスタリー!」と攻撃名を叫びながらグロー・モスを消し飛ばす。仲間を攻撃することへのためらいや手加減など微塵も感じない。本当に信じているんだよな……。
グロー・モスの効果でエックスはデッキを2枚墓地に送る。エックスの永続魔法「スーパーガード」でグロー・モスは破壊されず、「リサイクルバリア」でエックスはダメージも受けない。だが、これが裏目に出てしまう。
続いてスパークマンの攻撃!
さらに「融合解除」で出てきたフェザーマン、バーストレディ、クレイマン、バブルマンが次々とグロー・モスを攻撃!
そして速攻魔法「瞬間融合」で再び融合したエリクシーラーによるとどめの一撃!
戦闘のたびにエックスのデッキは墓地へ送られ、デッキが0枚となったことでドローできなくなり、エックスは敗北した。
初登場回からHEROたちの本気の攻撃を7回も受けたグロー・モス。これも信頼のなせる業なのだろうか。
ちなみに、OCGでは上記の状況でエリクシーラーの融合を解除したときに、素材は帰ってこないため、このコンボは不可能である。
その後もアニメで登場しているが、OCGに合わせてか効果には変更が加えられ、ドローは強制的に行うものとなり、ドローしなかった場合の効果は削除された。
VSフランツ戦ではなんと「ラーの翼神竜」を破壊するという大手柄。もっとも、「融合解除」されてくたびれていたところを狙われたのだが。
VSユベル戦でも登場。「ネオスペーシアン・ウェーブ」の効果で特殊召喚された。直後に「NEX」(ネオスペーシアンエクステント)の効果で「N・ティンクル・モス」を特殊召喚するため墓地に送られた。
攻撃名は「スポア・スピア」、効果名は「シグナル・チェック」。
その自己犠牲の精神からか、コメントなどでは敬意をこめて「グロさん」などと呼ばれることもある。
「NEX」の効果で特殊召喚されるグロー・モスの進化形態といえるモンスター。効果はグロー・モスと似ているが、ドローするのが相手ではなく自分となっている。
登場したのはVSユベル戦。
カードをドローしつつ、「ユベル」をかわして直接攻撃を何度も決めるという活躍をした。
最終的に、「ユベル-Das Abscheulich Ritter」の効果で破壊された。
同じく「NEX」進化形態である「N・マリン・ドルフィン」は「E・HERO マリン・ネオス」という専用のコンタクト融合先が存在するのだが、こちらにはそのようなものは存在しない。
グロー・モスの見た目は男性で、声も男声だったのだが、ティンクル・モスは女性の姿になって、声も女声になっている。
モス(moss,苔)の多くは雌雄同株なので、これはそんなに驚くことではないのかもしれない。
そもそも対戦相手が……。
「STRIKE OF NEOS」(2006年11月16日発売)で登場。
効果モンスター
※「デュエリストパック-十代編3-」収録のカード(DP06-JP003)による
星3/光属性/植物族/ATK 300/DEF 900
このカードが戦闘を行う場合、相手はカードを1枚ドローする。
この効果でドローしたカードをお互いに確認し、そのカードの種類により
このカードは以下の効果を得る。
●モンスターカード:このターンのバトルフェイズを終了させる。
●魔法カード:このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
●罠カード:このカードは守備表示になる。
戦闘を行う場合は効果を無効にしていない限り必ず相手にドローさせてしまうので、扱いづらい。
相手に攻撃された時にモンスターカードを引かせれば一応攻撃をとめることができる。
単体では扱いにくいので、何かコンボを狙っているのでなければ、さっさとコンタクト融合か「N・ティンクル・モス」の召喚のために使用してしまった方が良いだろう。
「強制転移」などで相手に渡して、「ミスト・ボディ」などを装備させた上で何度もこのカードを攻撃すればその効果でドローすることが可能。似たようなことは「悪魔の調理師」や「大盤振舞侍」でもできる。そちらとの相違点は戦闘ダメージが必要ないこと。
このカードのドロー効果は強制効果である。そのため、相手のデッキが0枚の状態でこのカードの戦闘を行えば、相手はデッキからカードをドローできないためそのまま敗北する。
ドローしたカードによって効果を得るのはその場限りである。そのため、直接攻撃の効果を得たとしても直接攻撃できるのはそのターンのみで、次のターンには直接攻撃不可能。もちろん、また改めて相手が魔法カードを引いてその効果を得れば直接攻撃は可能になる。
直接攻撃の効果を得た場合、バトルステップが巻き戻され、攻撃対象を相手プレイヤーにするかモンスターにするか選びなおす。モンスターを攻撃したい場合はそちらを選択することも可能。
「NEX」による進化体を除けば、実は初収録時のレアリティがノーマルである唯一のネオスペーシアンである。ただし、「STRIKE OF NEOS」のカードガチャではノーマルパラレル(ノーマル仕様だがパラレル加工がある)のバージョンが存在する。これはネオスペーシアンでは唯一のレアリティである。
ニコニコ動画などでは、アニメ5D'sで、クリアマインド習得のころの全身が白く光り輝く遊星がこのカードに似ていることから、それを指して不動・モスなどと呼ばれることがある。あるいはカニクリームコロッケとも。
また、ZEXALのアストラルも、姿が似ていることからこのカードの名前が出てくることがある。
「PHANTOM DARKNESS」(2007年11月23日発売)で登場。
融合・効果モンスター
※「PHANTOM DARKNESS」収録のカード(PTDN-JP042)による
星4/光属性/植物族/ATK 500/DEF 1100
このカード名はルール上「N・グロー・モス」としても扱う。
このカードは「NEX」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが戦闘を行う場合、自分はカードを1枚ドローする。
この効果でドローしたカードをお互いに確認し、そのカードの種類により、
このカードは以下の効果を得る。
●モンスターカード:このターンのバトルフェイズを終了させる。
●魔法カード:このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
●罠カード:このカードは守備表示になる。
「NEX」によってグロー・モスが進化したといえる形態。ドローするのは自分になったため、コンボを組まずとも戦闘を行えば自分が得をするようになった。
効果の都合上、自分から攻撃する場合はほぼ自爆することはない。一番最後に攻撃すれば、魔法を引けばダイレクトアタック、それ以外を引いてもこのカードが攻撃できないだけで自分が1ドローの得をする。
相手から攻撃された場合、モンスターを引ければ実質「攻撃の無力化」を発動したのと同じ効果が得られる。罠を引けば大ダメージは防げる。
また、このカードの効果が発動するのは攻撃宣言時なので、「次元幽閉」や「くず鉄のかかし」で攻撃を防ぎつつドローするといったことができる。
このカードのカード名を「N・グロー・モス」としても扱う効果はいついかなるときでも適用される。そのため、デッキ構築の際はこのカードと「N・グロー・モス」を合わせて3枚までしか入れることができない。仮にエクストラデッキ(融合デッキ)にこのカードを3枚いれた場合、デッキには「N・グロー・モス」は1枚も入れられない。勘違いしていると大会でルール違反という笑えない事態になるかもしれないので気をつけよう。
「ハーピィ・レディ1」などに近い感覚である。
ただ、「~としても扱う。」なので、このカードは「N・ティンクル・モス」と「N・グロー・モス」の2つの名を持っているモンスターということになる。この点が「ハーピィ・レディ1」などと異なる。
「スペーシア・ギフト」などでネオスペーシアンの種類をカウントするときはこのカード1枚で2種類としてカウントする。
融合モンスターであるが、融合召喚はできず、そもそも融合素材を持っていない。
見方によっては全裸に見えかねないためか、海外版では全身タイツを着たかのような修正が施されているほか、バストサイズも減少している。
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最終更新:2024/04/25(木) 16:00
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