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ブイアールチャット

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VRChatとは、仮想空間上で他者とコミュニケーションを取ることができる、VRネットワークサービスである。

概要

アメリカ サンフランシスコに拠点を置く、VRChat Inc.が開発・運営している。ただし資本のほとんどは台湾のHTC社であり、典型的なベンチャー企業とベンチャーキャピタルの関係である。

2017年2月1日にアーリーアクセス版がスタート。Steamあるいは公式ページから、無料でダウンロードできる。

これゲームなの?という問がしばしば見受けられるが、前述のようにコミュニケーションツールであり、極論すればチャットツールである。VRChat内でゲームをすることもできるが、基本的にプレイヤーがunityを用いることで作成した有志による遊びである。

2020年より独自ノードUdonに対応したことでより遊びの幅が広がった。一応Steam上ではMMORPGの枠に括られているが、あくまで便宜上のものなので、深い意味はない。

VRChatのここがすごい!

VRヘッドセットを用いたコミュニケーションサービスとしての自由度が高い。6DOF対応である。つまり頭を動かせるし、手足を動かしてボディランゲージまで取れる。
手で顔を覆い隠して恥ずかしがることもできるし、踊って歌うこともできる。スティックやキーボード操作、ベースステーションによる身体の移動で自由にワールドを走り回ることができる。

アバターの3Dモデルを用意することで完全に自由なアバターを使用することができる。
モデルを用意せずともゲーム内にはアバターペデスタルと呼ばれるプリセットのアバター選択システムがある。
これらはユーザーがアップロードしたものであり、お気に入りに登録することで自由に着替えることができる。またアバターペデスタルの他にデフォルトで選択できるアバターも公式から用意されており、こちらはOculus Quest対応のアップデートに伴い、選択できるアバターの数が飛躍的に増えている。

またVR内の空間(ワールドと呼称される)も自分で用意できる。攻殻機動隊のミーティングルームを再現したものや、FF11のサンドリア王国(南サンド)を再現したものなど、好みの空間を使うことができる。
むろん自分で用意できない人はアセットストアで販売されている素材で用意してもいいし、開発側がデフォルトで用意してあるものを使っても良い。

こういったアバターやワールドの製作に当てられるソフトは無料・有料を問わずfbxなどの最適なファイルを出力出来るのならば何でも良くunityを用いて公式サーバーへとアップロードすることで使用可能となる。
ネット上の解説ページや動画も多くあるので是非検索してみてほしい。Avatar3.0とSDK2という2つのアップロード形式が混在しているため注意が必要だ。

なおVRChatという名前ではあるが、VRモードだけではなくキーボードとマウスで操作できるデスクトップモードでも楽しむ事が出来る。

VRChatの要求スペックや問題点

高性能PCの要求

3DCGを扱うのでデスクトップモードにおいてもエントリーモデル以上のゲーミングPCが必要である。

■OS:Windows7以上 Windows10
■グラボ:NVIDIA GTX 1060、AMD Radeon RX 480〜
■cpu:Intel Core i5-4590、AMD Ryzen 5 1500X〜
■メモリ:4GB RAM
■ビデオ出力:Display port1.2以上
■USBポート:USB2.0以上

上記はVRでの推奨及び最低動作保証に必要なPCスペック。いわゆるゲーミングパソコンと呼ばれるものなら大概いける。デスクトップモードであればGeForce GTX560Tiなどを搭載した片落ちして年期の入ったものでもプレイ可能だ。
ゲームプレイを想定されてない古いノーパソだと一応起動はするが動作不安定でまとまなプレイは不可能だった。

VRプレイではHMD(ヘッドマウントディスプレイ)の用意は勿論のこと、自分の体の動きをVR上で再現するトラッキング用機材まで用意するとなると数万の追加費用がかかることは留意したい。

言語

VRChatに限らないが、海外のゲームゆえにインターフェイスは日本語非対応(ワールド名やユーザー名は日本語表記可能)。海外のユーザーが大多数となるため、インターフェイスは英語であり、なにも考えずにプレイすると異国の言葉ばかりしか聞こえてこないだろう。
しかし、アニメなどの影響により日本語の勉強を行いたいプレイヤーは結構存在し、JPなど日本を示すワードが入ったワールドでは片言の日本語が話されていることもある。
日本人に会いたければイベントカレンダーでイベントが開催されているワールドやチュートリアルワールドに赴くことで初心者狩りをしている怪しい優しい先輩方に捕まえられることを期待してみよう!

文字チャットがない

コミュニケーションがボイスチャットが中心で、文字チャットがないところからかなり抵抗を覚えるネットユーザーもいるが、ねこま無言勢バージョン等のアバターの利用、ジャンプ、首を振る等強引なジェスチャー、絵文字飛ばし、音声合成読み上げソフトでの代読を活用することで無言勢ライフを送ることも可能だ!

ゲームエンジンが他社製

技術面ではマイクロソフト社のAPI「DirectX」を商業ゲームエンジン「Unity」を介して使っているためにMacOSやLinux等の複数基本ソフト、いわゆるマルチプラットフォーム対応ではない問題、アメーバピグPC版(AdobeFlashで3DCG空間再現をしていたが将来のサポート終了に伴うサービス終了)の事例のように大人の事情によりサービスが続けられなくなる可能性(例えばSecondLifeやその後継といわれるSansarといった運営が直接API「OpenGL」や「DirectX」を直接使って3DCG空間を再現しているのでゲームエンジンの仕様変更に左右されにくい)がより高いと考えるのが適当である。

始め方

インストールとVRChatアカウントの作成

Steam版とOculus版が存在するが、Steam版は様々なVRヘッドセットを利用すること(デスクトップモードも可能)が出来るためそちらで説明する。

VRChatアカウントはVRChat公式サイトにて右上の「Login」→次に出てくる「Register」→必要事項を記入して「Register Now」を押すことで登録が完了する。 IDとパスワードは忘れないように!

次にValveのSteamを立ち上げ、VRChatを検索し"無料プレイ"のボタンを押してインストール。 

起動からチュートリアルまで

起動後、VRChatアカウントかSteamアカウントかどちらでログインするかを聞かれるがSteamアカウントでログインする。

VRChatアカウントでログインしたあと、VRChatメニュー画面からSETTINGを開き、UPGRADE ACCOUNTを選択。

Generateを選択してトークンを生成後、Copyを選択してクリップボードにコピー。(またはメモする。)

VRChat公式ページでVRChatアカウントユーザーページにログイン、Steam Linkを押す。 生成されたトークンを貼り付け、コレでアバターアップロードが出来る。

現状の問題点

著作権

アニメやゲームがオリジナルの、二次創作3Dモデルの使用は基本的に著作権侵害であると考えるべきである。
モデルの作者、あるいは権利保持者が使用許可を出している、親告罪(ここは同人誌即売会と同様)を使って放置している場合は大きな問題にならないが、規約にて明確に禁止している場合はここが問題になってくる。
近年はイベントで企業がブースでアバター販売を敢行している場合もあるので、Vketなどの動向を見守ろう!

海外と日本では法律も異なるため、違法かな?と思ったらゲーム内で通報するだけに留めるのが吉である。一般論として権利者や合法的に依頼された者以外がむやみに騒ぐ行為は日本国内法が適用されるケースであるならば日本国刑法234条「威力業務妨害罪(3年以下の懲役または50万円以下の罰金)」の疑いが高まると思われる。思わぬブーメランで痛い思いをするので放置プレイが賢いであろう。

権利者や権利者から依頼された場合、必要であればVRChat EULAの8.1項目を読みDMCA(デジタルミレニアム著作権法)を十分理解した上で著作権侵害の申し立てを行う方法も用意されている。

マナーと迷惑行為

現状はアーリーアクセスということもあり、規制に関しては緩い。ニコニコ動画がYoutubeにタダ乗りしていた時代と言えばお分かりいただけるだろうか。良く言えば自由、悪く言えば無法地帯であったが、2019年以降はコミュニティの方向性が定まってきたこともあり、落ち着きつつある。過度に心配しないでほしい。

場所によっては、視界ジャックによって強制的に視界を隠されたり、大音量や強制クラッシュ、アバターの強制変更による操作不能状態に陥るなどの迷惑行為を行うプレイヤーが報告されている。セキュリティの設定により読み込むアバターの容量の制限を変更したりctrl+/で初期アバターに変更できるので、なんとか切り抜けよう!

モデルの利用について

VRChatはUnityで読み込める3Dモデル以外はアップロードできず(その他いくつか制約がある)、基本的には自分で作った3Dモデル、あるいは権利者より利用許諾をもらった3Dモデルをアップロードすることが前提となっている。

よって、一部でささやかれている「VRChatはMMDモデルのみを利用して楽しむゲームである」という言説は誤りである。

【VRchat公式規約】 
VRChat EULA の 7.User Content がアバターに関する規約になります。
1.アップロードしたアバター等のユーザコンテンツについては、ユーザーが全責任を負う事。
2.ユーザコンテンツをVRChatに投稿した時点で、投稿者はそれの所有者であるか、または正式なライセンス(許可)を所持していることを認める(責任を持つ)ことになる。
3.第三者の著作権を侵害・不正利用するようはコンテンツは禁止。

※おおまかにまとめると上記のようになりますが、原文に目を通すようにしてください。

【必読】VRChatでアバターを利用する際の注意事項

2019年現在、主にBOOTHを使ってVRChat向け創作物の頒布が行われている。日本人が多いワールドにて「新しいの出来たよ」と知らせに来るクリエイターがいたり、イベントが開催されることがあるのでまめに覗いてみよう。試用もさせていただけるかも???

この辺は先代のSecondLifeと同じと思うけどね。

参考

このサービスジャンルは1985年ルーカスアーツ社が運営していた2DCGチャットサービス「ハビダット」を祖にする。日本ではそのライセンスを受けた富士通が1990年にFM-TOWNS向けに「富士通ハビダット」として開始したのが最初である。

その後各社による3DCG化(1994年WorldsChat)や創作機能(1995年ActiveWorld)、代用貨幣(トークン)の実装等など機能強化実験や実装を経てサービス内でもう一つの人生を歩むとのコンセプト下で偶然中国系ドイツ人ユーザーによるサービス内商取引が成功したことを経済誌が大きく取り上げたことで異常に盛り上がったサービスがSecondLife(2003年)である。当時Blog等Web2.0サービスの次はなにがくるかが話題であり、SecondLifeのリリースタイミングがよかったこと(2000年代)もある。ただ未来感や新しさがあるものの時期早々の感があり技術面も含め欠点が露呈、2010年を待たずにしてブームは収束した。

2016年にはヘッドマウンドディスプレイが個人でも購入できる価格帯になりVRが注目を集め、それを利用したチャットサービスがリリースされたが、その中でも話題性も含め完成度が高かったのがVRChat(2017年)であった。


見解はいろいろありますが、週刊アスキー臨時増刊SecondLife特集号(2007年)など周辺文献をもとに書いてみました。

公式サイト

関連サイト

VRchat 日本wiki

関連動画

関連項目

  • Steam
  • HTC VIVE
  • バーチャルリアリティ
  • バ美肉
  • MikuMikuDance
  • Unity
  • Blender
  • メタバース
  • SecondLife(同業者。VRChatと違い、商行為が認められている)
  • meet-me(日本初のメタバースだが、サービス終了)
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