雨の空は灰色。誰も知らぬままで、灰を灰と言えども、彼は何を思う。
夜の空は黒色。誰も知らぬままで、黒を黒と言えども、君は何を思う。
空で笑う月が笑っていないのは、間違いじゃないか?もう、知らない。
窓に映る僕の顔さえ、果たして真に正しいのかを知らず、何か確かなものは無いかと探せど、見えない。
晴の空は青色。誰も知らぬままで、青を青といえども、それが腹立たしい。
鏡で笑う僕が笑っていないのは、間違いじゃないか?もう、知らない。
ここで歌う僕の声さえ、果たして真に正しいのかを知らず、何か確かなものは無いかと探せど、聴こえず。