メトロイドとは、任天堂のアクションゲームシリーズのタイトルである。
また、シリーズの第1作目のタイトル、シリーズを通して登場する架空の生命体である。
賞金稼ぎである主人公「サムス・アラン」を操り、銀河連邦などの依頼を受け敵地に潜入、仕掛けや強敵をアイテムによって得た能力で突破し目標にたどりつくことを目的とした、SFアクションアドベンチャー。
任天堂の作品の中でも、とびぬけてシリアスかつダークなシリーズで、ひたすら無機質に淡々と進むイベントと、グロテスクな舞台・キャラクターが、不気味な世界を演出している。
また、難易度も高めで、複雑なマップと豊富な探索要素があるのも特徴。アイテム習得率やクリア時間によってエンディング後にサムスが正体を明かしたり、一枚絵が変わったりするなどの特典がある。
これらの特徴から、日本ではあまりポピュラーとは言えないものの、海外では絶大な人気を誇っている。
初代から続くシリーズはサイドビュー型のアクションゲームを取っているが、メトロイドプライムシリーズはFPS型アドベンチャーゲームとなっている。
作品の時系列は以下のようになっている。
現在開発中の『メトロイドプライム4 ビヨンド』の正確な位置は不明である。
シリーズ初期のスタイル。初代以降探索系アクションゲームの先駆者となった作品であり、後に「悪魔城ドラキュラ」シリーズと合わせて”メトロイドヴァニア”と呼称される2大タイトルの一つとなった。
ドット絵で描かれた2Dダンジョンを探索していく。
マリオシリーズと違い、移動の自由度が高く、広大なマップをプレイヤー自身の判断で探索していく。
攻撃によって開くドアでのエリア移動など、基本的なシステムは初代から一貫して継承されている。
記念すべき第1作。ディスクシステム専用ソフト。
後に『ゼロミッション』に復刻版として収録され、現在はバーチャルコンソールも配信されている。
惑星SR388から発見された危険な生命体「メトロイド」がスペースパイレーツに奪われた。「メトロイド」を悪用されることを恐れた銀河連邦は、彼らの根拠地、要塞化した惑星ゼーベスを攻略しようとするが失敗する。そこで超一流の戦士サムス・アランに、ゼーベスへの潜入、メトロイドの処分及び要塞の中枢である「マザーブレイン」の破壊を依頼する。
サムスとメトロイドの最初の遭遇を描く。
スペースパイレーツの組員はリドリーとクレイドしか登場せず、敵の大半は惑星ゼーベスの生物となっている。
この初代メトロイドは点在する狭い足場をジャンプで渡っていく場面がとても多い。にもかかわらずサムスのジャンプは、重力の小さい空間を再現しているためにフワフワしたとても癖のある動きをしていて、コントロールが難しい。竪穴をひたすら上っていくエリアでミスすると悲惨なことになる。ちなみに、このサムス特有のティッシュジャンプはその後の作品にも継承されているが、シリーズが進むにつれてその要素は薄まっている。
また、マップは広大で探索要素が多いが、セルフマッピングをする必要があり(オートマッピングが搭載されるのは『スーパー』以降)、難易度は高い。
ロード回数が少なく、節目節目に入れられているなど、負担が少なくなっているが、ロード自体は数分かかるほど長い。
ファミコンの性質上、今作のサムスはほぼ2頭身で、ヘルメット以外はあまり描き込まれていない。
『メトロイド、オモロイド』のフレーズが強烈な印象を残した2作目。
長らく復刻・リメイクがなされておらず、シリーズの中でも入手・プレイが最も難しい作品とされてきたが、2011年にニンテンドー3DS向けのバーチャルコンソールに追加され、リメイクである『メトロイド サムスリターンズ』が2017年に発売される。
スペースパイレーツによるメトロイド強奪事件を、サムスへの依頼によって解決した銀河連邦は、再びメトロイドが悪用される可能性を考え、惑星SR388に存在するメトロイドの根絶を再びサムスに依頼する。
後のシリーズでサムスにとって重要な役割を何度も果たす、ベビーメトロイドとの最初の遭遇が描かれる。
今作では、フィールド内に点在する全39体のメトロイドを探し出し、その全てを駆除することが目的となる。スペースパイレーツなどの敵は登場しない。
その代わり今作のメトロイドは、幼体からα・γ・ζ・ωへと変態し成長して行く。幼体は最初に遭遇する1体のみで、以降対決するメトロイドは、変態して強力になったものばかりである。
これらは基本的に何の前触れもなくおそってくる(同時にBGMも変わる)ので、毎回心臓に負担がかかる。
ハードが初代ゲームボーイなので画面が見づらく、操作も若干窮屈。ティッシュジャンプの軽さは若干軽減されている。
また、『1』同様セルフマッピングが必要となり、難易度は高い。
白黒ではあるものの、グラフィックは前作以上に書き込まれており、サムスは4~5頭身でほぼ現在に近い姿になっている。
SFC向けの3作目。
メトロイドシリーズの人気を不動のものとした傑作で、特に海外ではSFC最高傑作の1つとして名高い。
2010年代に入ってもなお研究が続いており、改造などで鬼畜ステージやオリジナルシナリオなどが作成されている。
Wii向けのバーチャルコンソールに配信されている。
メトロイド根絶作戦は成功し、メトロイドは生まれたばかりの1個体を残し絶滅した。
最後のメトロイド「ベビーメトロイド」は、孵化した瞬間に居合わせたサムスのことを「刷り込み」によって親と思いこみ、サムスはそんなベビーを処分することは出来ず、連邦の宇宙科学アカデミーに持ち帰っていた。こうしてベビーメトロイドは、平和利用を前提とした研究のために保護されたのだが、スペースパイレーツがベビーを奪い取ろうと研究所を急襲、駆けつけたサムスの抵抗を退けてベビーの入ったカプセルを持ち去ってしまった。サムスはスペースパイレーツの壊滅とベビーの奪還のため、再建された惑星ゼーベスに潜入する。
探索できる範囲が、従来作品以上にかなり広くなったが、次に何処に行けばいいかの指示やヒントの類がないので、迷いやすい。マリーディア(冠水エリア)への進入ルートを見つけるのに苦労した人は多いのではなかろうか。
ただし一方で、今作からはオートマッピングが搭載されており、ポーズ時に全体マップを確認できたりするため前2作と比べて幾分楽でもある。
また、ティッシュジャンプの軽さは殆どなくなっている。
ハードの性能アップに伴いグラフィックが非常に美麗に描き込まれ、現在のメトロイドシリーズ全体の基礎となっている。
後の『フュージョン』『ゼロミッション』も、この作品のグラフィックを基盤にしている。
ニコニコ動画では通常のプレイ動画の他に、データをハックして鬼畜難易度にした「改造メトロイド」のプレイ動画もアップロードされている。
4作目。オープニングムービーでは『METROID 4』と表示される。
携帯機ながら、グラフィッククオリティや操作感覚は、『スーパー』に肉薄する出来。
スペースパイレーツが撤退しメトロイドが絶滅した後のSR388の生態系の調査のため、銀河連邦が派遣した調査隊に、サムスは警護のため同行する。が、帰還する途中でサムスは謎の生命体「X」に襲われてしまう。その場では異常は見られなかったが、スターシップでの移動中突如意識を失い、小惑星群に突っ込んでしまう。「X」は、他の生物に取り付いて捕食する寄生生物だったのだ。
昏睡状態に陥ったサムスを救ったのは、あのベビーメトロイドから作られたワクチンだった。メトロイドは「X」の天敵だったのだ。一命を取り留めたのも束の間、研究所での原因不明の爆発事故の報告を聞いたサムスは、保管されている「X」の暴走を察し、BIOLOGIC宇宙生物研究所へと向かう。
対Xワクチンを接種することによって、サムスの体質は劇的に変化している。
第1に、Xに触れても侵食されず、逆にXを吸収して、その生命エネルギーを自分のものとすることが出来る。このため、擬態したXを倒し、それを逆に吸収することで、体力やミサイルを回復するようになっている。
第2に、低温に弱くなる。よって主力兵器の一つ「アイスビーム」は使用不能となる。これらはいずれも、ワクチンの元となったメトロイドの性質である。
また、X除去の手術によって、パワードスーツが殆ど切除されてしまい、サムスはその能力の殆どを失っている。切除した後の青色のスーツは、スリムで有機的なデザインをしており、「フュージョンスーツ」と呼ばれる。
このスーツは、特殊能力をコピーしているXを倒して吸収して行くことでパワーアップしていき、最終的に機能的には以前のものと遜色なくなるが、一貫して耐久力は低いままである(終盤では100以上のダメージを受けることもザラ。ただしその分、エネルギータンクの装備数がシリーズ屈指の多さとなっている)。その代わり、機動性が高い。
舞台となる研究所内は、他の生物に擬態したXが蠢いているほか、寄生の際に全盛期のサムス・アランに擬態した「SA-X」がうろついている。フュージョンスーツではとても敵う相手ではなく、プレイヤーは度々遭遇する彼女(?)から必死で逃げ回らなくてはならない。
今回も行動できる範囲はかなり広い。だが、ところどころでモノローグによってサムスの心情や物語の進行が説明され、さらに指揮官からの指示などもされるため、プレイヤーが迷子になりにくい。
メトロイドを初めてプレイする人にお勧めの作品である。
後に、アンバサダープログラムとして3DS向けに配信されたが、3DS上でのGBAのVC対応は今のところ明確な予定が無く、また、実現したとしても今作の配信は無いと明言されている。
その後 WiiU版GBAVC解禁に伴い、WiiUでの配信が開始された。
初代メトロイドのリメイク作品である。だが内容は新作と言ってもいいほど変わっている。
物語は初代メトロイドのシナリオ通りの第1部と、新規シナリオの第2部とで構成されている。
第1部はサイドビュー型メトロイドの集大成といえる内容である。行動ルートがほぼ固定されていた前作のフュージョンとは違いとても行動の自由度が高く、装備アイテムの大半は取らなくてもクリアできるようになっている。よって入手アイテムを限定してゲームをクリアすることが今作の醍醐味の一つとなっている。ゲーム制作者側もアイテム低入手率クリアを推していて、入手率15%以下でエンディングが変化する仕様になっている。
難易度設定があり、また自由度は高いがある程度は道中の鳥人像が道標を示してくれるので、フュージョンと並んで初心者向きである。
第2部はメタルギア風フュージョンの対SA-X戦を発展させたような鬼ごっこゲーム。
ミッション終了後、スターシップで飛び立ったサムスだったが、パワードスーツを脱いで一息ついたのも束の間、スペースパイレーツの残党によってスターシップが撃墜されてしまう。辛くも脱出に成功したサムスだが、残されたものはパワードスーツの下に着込んでいた保護スーツと、護身用の麻痺銃だけだった。ミッションで疲弊した彼女の精神は、強靭な精神力を必要とするパワードスーツ装着を維持できなかったのだ。
スターシップとパワードスーツを失ったサムスは活路を求めて、殆ど戦闘力のない「ゼロスーツサムス」として敵の母艦に潜入を試みる。
このゼロスーツサムスは、シリーズの中でも最も機敏である。一方で敵を倒す力が全くといっていいほど無い。
復刻版として、オリジナルバージョンの初代メトロイドが収録されている。
『メトロイドII RETURN OF SAMUS』のリメイク作品。
物語の骨子や2Dサイドビューアクションという基本的内容は原作通りだが、3Dグラフィックで描かれた、いわば2.5D作品となっている。
また近接攻撃によるメレーカウンターや、360度自由に調整可能なフリーエイムなど、2Dメトロイドとしては初のシステムが多く導入されており、『ゼロミッション』同様、原作から革命的に進化した。
しかし現在ではDL版の販売が終了し、中古ソフトもプレミア価格と化して入手ハードルが高い。ぜひとも移植してほしい名作である。
『フュージョン』以来、実に19年ぶりの2Dメトロイド新作。初報PVでは『METROID 5』と表示された。時系列では『フュージョン』の次に当たる最新のエピソードにして「サムスとメトロイドの奇妙な関係にひと区切りとなる物語」である。
サムスリターンズで好評だったフリーエイムやメレーカウンターやグラブシーケンスを改良した上で、さらにスライディングや一新されたエイオンアビリティといった新要素を追加。いつもの「探索」に、「恐怖」が組み合わさった新感覚のメトロイドシリーズである。
特にこの「スライディング」が非常に優秀でゲームスピードを上げてスタイリッシュなアクションを可能とさせてくれる。
今作から新登場するE.M.M.I.という敵はサムスの攻撃がすべて無効化され、サムスが接触してしまうと捕獲されほぼ確実に即死する厄介な敵である。その為探索時にはE.M.M.I.から隠れたり逃走しながらE.M.M.I.ゾーンを駆け抜ける必要がある。
前作『フュージョン』で新登場した「規制生命体 X」の生存を示唆する映像が銀河連邦へ送られてきたので、銀河連邦は惑星外多形態機動調査機E.M.M.I.を送るも連絡が途絶える。
そこで満を持してサムス・アランに依頼を送り、サムスが惑星に着陸するも束の間謎の男レイヴンビークに敗北してしまう。
こうしていつも通り能力を失ったサムスはX生存の真実を確かめるために惑星探索を開始する。
任天堂としては初の本格FPS。シリーズで3DCGが用いられたのは、このソフト群からである。
ただし任天堂側は「FPA(=ファースト・パーソン・アドベンチャー)」と称しており、その呼称の通り、シューティングだけではなく、謎解き要素の比重が高いシリーズである。
『プライム』から『プライム3』までの3部作はレトロスタジオによって開発され、初代と『2』の間で進行していた、強力なエネルギー「フェイゾン」を巡るストーリーを描いた。
それまでのシリーズ作品とは大きく異なった作風となったが、任天堂のIPを見事にFPSというジャンルに嵌め込んで成功を収めた。特に、FPSの人気が高い海外では非常に高い評価を受け、3部作で約600万本を売り上げた。
しかし、『3』の開発を最後にレトロスタジオから中核スタッフが離脱し、同社はその後『マリオカート7』や『ドンキーコングリターンズ』などを手掛けるようになり、以降長らく続編の情報はないままであった。
任天堂は「『3』を持ってフェイゾン3部作は完結した」としつつ、「『プライム』シリーズ自体は終わりではない」と、新作の可能性がなくはないことを示唆していたが、実際に新作が発表されたのは『3』発売から9年が経ってのことであった。
海外では、Wii向けに3作を纏めた『メトロイドプライムトリロジー』が発売されているが、日本での発売予定は無い(ただし、3作ともWii版自体は発売されているため、現在このシリーズを遊ぶにあたっては、GCを新たに買う必要はない)。
レトロスタジオは、FPSへの本格進出を睨んだ任天堂が、『時空戦士テュロック』などの名作FPSを生んだスタッフを結集して設立したスタジオであったが、当初本作はTPSとして開発されていた。しかし、その時の本作は、視察にきた宮本茂が呆れるほどに悲惨な出来だったらしく、結局任天堂の指示によってFPSへと方針転換し、一からの作り直しに至ったという壮絶な経緯を持つ。このときのショックで、スタッフが何人か病院に送られたとか。
また、FPSに高い関心を持つことで知られる宮本茂の「ちゃぶ台返し」は開発再スタート以降も健在だったようで、レトロスタジオのスタッフは彼の視察を「パルパティーンのデス・スター訪問」と表していた。
GC版のみGBA「メトロイドフュージョン」と通信すると初代メトロイドで遊べるが、Bでジャンプ・Aで攻撃と、
本作同様の操作になっている。
また、本作をクリアすると見た目をフュージョンスーツっぽく出来る。
見た目が変わっただけなので、フュージョンスーツのままアイスバレイに行ってもダメージを受ける事はない。
(もっとも高熱地帯のラヴァケイブスを通らないといけないので、どちらにせよ行く事自体無理・無謀だが)
後に、「Wiiで遊ぶ」シリーズの1つとして、操作方法が『3』仕様に変更されたWii版が発売された。
こちらにもフュージョンスーツが存在するが、初代は収録されていない。
また、「メトロイドプライム リマスタード」としてNintendo Switchにも移植されている。
こちらはグラフィックが一新されており現代の基準で見ても綺麗な仕上がりになっている他操作タイプが増加し遊びやすくなっている。
メトロイドやスペースパイレーツが殆ど関わらず、ダークエーテルやダークサムスが物語の基軸となっているため、かなり外伝的な性格が強い。
今作でシリーズ初の対戦機能が搭載された。
『1』同様、後に、「Wiiで遊ぶ」シリーズの1つとして、操作方法が『3』仕様に変更されたWii版が発売された。
基本的にGC版とほとんど同じ。
本作はNST(Nintendo Software Technology Corporation)という、アメリカにある任天堂のスタジオが開発している。
今からはるか昔、銀河連邦勢力圏のはるか彼方でアレンビック族という種族が栄えた。彼らの支配する領域はアレンビッククラスターと呼ばれ、繁栄はいつまでも続くかと思われていた。しかしある時、彼らは1人残らず姿を消した。最高の兵器に護られた謎の物体オクトリスを残して。
それから数世紀後、銀河中でも高い地位に位置する者たちの頭脳に、アレンビッククラスターからテレパシーが送られてくる。そのメッセージは数千の言語に翻訳されたが、その意味は全て同じであった。
「究極の力。その秘密はアレンビッククラスターに眠る」。
この話に興味を持った銀河でも屈指のハンター6人がアレンビッククラスターへと向かう。自分の種族の為、スペースパイレーツの差し金、アレンビックが滅びた理由が知りたい等理由はそれぞれである。また、この事件を聞きつけた銀河連邦も真相の解明のためサムスにアレンビッククラスターの探索を依頼する。
プライムの名前を持ってはいるが、メトロイドは登場せず、フェイゾンも登場しないので他のプライムとの関連が薄い。
十字キー(ABXYボタン)で移動、L(R)ボタンで攻撃、タッチペンで視点操作、という、PCでの操作にも似たDSならではの操作体系を確立し、以降同ハードにおけるFPSの雛形となっていく。
どちらかというと対戦に重きを置いた作品で、DS向けソフトでありながらWi-fi通信を利用したネット対戦が可能。
惑星エーテルでの事件から6ヶ月経った頃、銀河連邦で深刻な事態が発生していた。
銀河連邦のネットワークを司る生体コンピューター、「オーロラユニット」にウイルスの様なものが発見されたのだ。ウイルスの発信源は4ヵ月ほど前スペースパイレーツに襲撃された銀河連邦戦艦「ヴァルハラ」から強奪されたオーロラユニット313であった。ウイルスを除去するには1度ネットワークをシャットダウンする必要がある。しかしその間、銀河連邦のセキュリティは完全に無力化してしまう。そこで銀河連邦は、最悪の事態に備えて最前基地のある惑星ノリオンにサムスを含む4人のハンターを招集する。ネットワークがシャットダウンされると、タイミングを見計らったかの様にスペースパイレーツの襲撃が始まる。サムス達はこれらを退けていくが、途中でノリオンに隕石のような物体が接近していると通信が入る。スペースパイレーツの真の狙いはこれだったのだ。サムス達は急いで惑星防衛装置の起動へと向かうが、そこに現れたのは惑星エーテルでサムスが倒したはずのダークサムスだった・・・
ダークサムスによってフェイゾン汚染を受けてしまったサムスは、連邦製の新型パワードスーツ「PEDスーツ」を装着する事により、体内フェイゾンを使って攻撃力・防御力を飛躍的に上昇させるハイパーモードが発動できるようになる。
フェイゾンゲージが0になるか、25秒経過するとハイパーモードは解除されてしまうが、ゲームがある程度進むとフェイゾンが暴走した状態であるコラプションモードへと突入する。コラプションモードになると、フェイゾンゲージがダメージや時間経過によって次第に上昇し続け、解除されるまで実質撃ち放題になる。が、任意解除を受け付けない他、ゲージが満タンで一定時間経過すると完全に汚染されゲームオーバーになってしまう。正に諸刃の剣である。また、暴走状態に突入する前に自発的に解除すると発動時に消費したエネルギーが還元される。ストーリーの後半や難易度が高くなるとクリーチャーやパイレーツも頻繁にハイパーモードを発動させるため、発動と解除のタイミングが攻略のカギとなる。
プレイヤーが銀河連邦軍の先鋭部隊「フェデレーションフォース」の一員としてミッションに出撃する、サムスが主人公ではない珍しい作品。
コスモ歴20X6年、銀河連邦軍は先鋭部隊「フェデレーションフォース」に新型のバトルアーマー「メック」を配備し、スペースパイレーツの脅威と戦う為オペレーション「ゴーレム」を発動する。
バミューダ宙域に存在する惑星「エクセルシオン」「バイオン」「タルバニア」は銀河連邦の勢力圏の辺境に存在するが、連邦の基地があったエクセルシオンに巨大隕石が衝突してからは20年ほど放棄されていた。その基地の再建へ向けて調査を行うのが「ゴーレム」の最初のミッションとなる。
4人でのマルチプレイヤーで遊ぶことを基本とした設計がなされており、メックに搭載可能なミサイル等のサブウェポンや能力を向上させるチップには最大数の制限があり、装備を分担して持つことにより様々な局面に対応できるようにできる。
マルチを推しているが1人で遊ぶことも可能。
体験版も兼ねて本作に収録されたミニゲーム『メトロイドプライム ブラストボール』を一定の期間、だれでも無料でオンラインでプレイできる、単体のダウンロードソフトも配信された。
2017年のE3にて、ニンテンドースイッチ向けソフトとして存在が発表された。
これまで通り田邊賢輔氏がプロデューサーを務め、レトロスタジオとともに開発中。
E3終了時点では、レトロスタジオではない「新たな才能あるチーム」が担当していると公表されていたが(ソース:IGN)、2019年に「任天堂の求める品質に届かない」ことを理由として開発体制の根本的な見直しと、一からの再スタートが発表され、再びレトロスタジオにゆだねられることとなった。
長らく新作を待ち望んでいたメトロイドファンからは既に熱狂を持って受け入れられており、ロゴが発表されるだけのティーザートレイラー (Youtube) が、発表からわずか2日で100万再生を達成するなど、注目度は高い。
そして2024年6月のニンテンドーダイレクトにて、正式タイトルと発売年が発表された。
スペースパイレーツの他、『3』以降のプライムシリーズで存在を示唆されていたサイラックスらしき姿もある。
モーフボールになったサムスを使ったピンボールゲーム。
タイトルにプライムとついているがプライムシリーズをモチーフとしたピンボールであり一人称視点ではない。
サイドビューでもFPAでもないメトロイド。
開発はTeam NINJA。
『スーパー』と『フュージョン』の間の出来事を描き、『フュージョン』でその存在が明らかになった、サムスのかつての上官、アダム・マルコビッチについても描かれる。
惑星ゼーベスの崩壊からしばらく経った頃、サムスはスターシップの航行中に救難信号を受信する。
廃棄されたコロニー「ボトルシップ」から発信されていたその信号は、Baby's Cry と呼ばれる赤ん坊の泣き声に擬えた誰かを呼ぶ事を最優先した典型的な救難信号であり、サムスはその響きからベビーのことを思い出す。
その声にひかれるように、サムスはボトルシップへと飛ぶ。
コンセプトは最新技術で作られたファミコンゲーム。
見た目は3Dでありながら、操作は十字キーと状況に応じてアクションが変化する1ボタンと2ボタンのみを使用する非常にシンプルなものである。
一方、Wiiリモコンを画面に向ければ、プライムの様な主観視点になり、周りを調べる事が出来る。更に、戦闘中敵の攻撃が当たる直前で十字キーを入力する事で回避行動をとれたり、敵を怯ませる事で強力な追撃を繰り出したり出来る。そして今作では、シリーズ初となる全編日本語フルボイスとなっている。
「メトロイド、オモロイド」のフレーズがCMで復活している。
それどころか関西では、「メトロイド、オモロイデ」になっていた。
架空の惑星SR388の原生生物。
後にSR388のメトロイドは、鳥人族が対「X」用に作り出した人工生命体であったと判明する。
「メトロイド」という名前は、鳥人族の言葉で「最強の戦士」という意味らしい(実際には、「メトロ(=地下鉄)」と「アンドロイド」を合わせた造語。ゲーム開発にあたって「洞窟内をスーツを着た主人公が探索する」というスタイルに合致するということでこの言葉が生まれたらしい)。
幼体はクラゲの体に4本の牙をつけたような姿をしていて、この牙によって他の生物に噛み付き、生命エネルギーを吸い尽くす。捕食された生物は極めてもろいミイラになってしまう。
非常に獰猛なばかりか、β線を照射することで容易に分裂・増殖させることができる上、あらゆる攻撃に対して強い耐性を持つという、兵器としての完成度が高い生物。
冷気には弱い為、倒す場合はアイスビームを始めとする冷凍武器で凍結させた後にミサイル等を叩き込んで粉砕するのが定番の倒し方。
特定の環境下では、変態を繰り返しながら成長するが、ほとんどの作品では幼体しか登場しない。
脱皮した形態は、それぞれα、γ、ζ、ωの名をつけて呼ばれる。成長するにつれて体は巨大化し、甲殻と手足が発達していき、爬虫類のような姿になって行く。
原生メトロイドを生産していたのは、SR388に生息していたただ1体の「クイーンメトロイド」で、ωメトロイドをも凌駕する巨体と戦闘力を持つ。『2』でサムスと対峙する。
『スーパー』において一応絶滅したが、以降の作品で、何だかんだで生き残っていたことが判明したり、変種が登場したりする。
そして、時系列的に後の作品となる『フュージョン』では……。
近年では星のカービィや大乱闘スマッシュブラザーズなど、メトロイドシリーズ以外の作品にも登場している。
全シリーズを通しての主人公。よくゼルダの伝説の様に主人公=メトロイドだと勘違いされるが間違いである。幼い頃故郷をスペースパイレーツが襲撃、当時平和だった惑星ゼーベスの鳥人族に保護され育てられた。ゼーベスは人類が生活するには厳しい環境であるため、鳥人族のDNAを移植されている。
宇宙にはこびるスペースパイレーツやクリーチャーを殲滅するため、賞金稼ぎとして戦う。
別にサイボーグじゃないし、地下を練り歩いたりしない。
サムスのパワードスーツは鳥人族のテクノロジーが詰め込まれた特別品で、装着時に鳥人族のDNAを持つ彼女の身体と有機的に一体化する。体を球状に変形して移動する「モーフボール」が可能なのは鳥人族のDNAとこのスーツのおかげなので良い子は真似しないでね。モーフボールを形式だけコピーしようとすると↓のスペースパイレーツのようなことになる。
アメコミチックなごつい顔であることが多いが、シリーズが進むにつれて日本人ウケの良い可愛らしいデザインも増えている。特に大乱闘スマッシュブラザーズX、アザーエムでは、シリーズ初期とは似ても似つかない顔つき・声になった。
が、このため、年齢が重ねられているはずの作品において、それ以前の時系列の作品よりも若く見える、などの指摘が、特に初期のデザインの人気が高い海外で強い。
アザーエムなどではキャラクター自体も大きく変わっている。
スペースパイレーツの幹部であり、サムスの仇敵。シリーズのほとんどの作品に登場し、終盤の強敵としてサムスの前に立ちはだかる。オリジナルはスーパーでサムスに倒されたが、その後何体ものクローンが作られた。
いずれも高い知能を持つが、意思がオリジナルと同一であるかどうかは不明である。
宇宙全域において、惑星を襲撃するならず者集団。もしくはその一般構成員。種族の壁を超えて結成された組織である為か、シリーズ毎に容姿が異なる。
スーパーまでは単なるザコ敵程度にしか認識されなかったが、宇宙海賊の呼び名を持つだけあって目的の為なら手段を選ばず、その性格は冷酷無比にして残忍。だがしかし、プライム以降の作品にて彼らのまるで上司にこきつかわれるヒラ社員のような実態が明らかになって以来、愛すべきネタキャラとしての地位を確立した。
モーフボールの被験者になって全身複雑骨折で死亡するわ、メトロイドをペットにしようとして自分がエサになるわ、作業用のリフトで遊んで食糧配給を減らされるわ、銀河連邦軍、イング族、サムス、ダークサムスらからまさに四面楚歌状態でフルボッコにされるわ、棺桶の異名を持つ突撃艇で特攻させられるわ、ダークサムスに洗脳されるわと毎回散々な目にばかり遭っている。
硫酸の雨と湖に覆われた過酷な星。
元々は鳥人族の惑星で、彼らに育てられたサムスにとって実質的な故郷に当たる。
後に、鳥人族の高度な文明と、硫酸と強靭な岩盤に覆われているという堅牢さに目をつけたスペースパイレーツによって襲撃を受け、鳥人族は絶滅しサムスは故郷を追われる。以降、スペースパイレーツの本拠地として機能する。
ところどころに、鳥人族の残した技術が残されており、サムスはこれらをパワードスーツにインプットすることでパワーアップしていく。
初代(ゼロミッション)とスーパーで2度、サムスの襲撃を受ける。
1度目では壊滅したものの、スペースパイレーツの残党によって再建された。2度目の戦いにおいては、最終的にゼーベス全体が自爆し、スペースパイレーツもろとも宇宙から消えた。
鳥人族が開拓していた、辺境の星。
元々は寄生生物Xが蔓延っており、鳥人族はこれを駆除するためにクイーンメトロイドを作り出し、メトロイドを繁殖させていた。
後に、銀河連邦の外宇宙調査船が飛来し、メトロイドを発見する(この船は直後スペースパイレーツに襲撃され、メトロイドが奪われる)。『初代』の事件の後、調査隊が派遣されたが、繁殖していたメトロイドに全滅させられ、続いて訪れた救助隊も同じく全滅した。
ここから『2』の物語が始まり、サムスによって、クイーンを含むメトロイドのほぼ全て(ベビーを除く)が殲滅された。
その後、衛星軌道上に、巨大研究所「BIOLOGIC宇宙生物研究所」が建造された。
しかし、これによって、天敵のいなくなったXが再び大繁殖した。
後に、生態系の調査のために、調査隊と、その護衛のために同行するサムスが派遣されたが、結果、サムスがXに寄生されるという事態を引き起こした。
最終的には、BIOLOGIC宇宙生物研究所の激突によってもろとも消し飛ぶ。
銀河連邦の依頼を受けて生物研究を行う民間施設。
『2』の後に建設され、惑星ゼーベスやSR388の環境を再現して生物を培養し研究していた。
が、『フュージョン』冒頭で持ち込まれたXによって研究員が全滅し、Xが繁殖してしまった。
『フュージョン』の実質的な舞台となる(SR388はオープニングなどにのみ登場)。
最奥部では、ベビーの細胞から作り出したクローンメトロイドの繁殖が行われている。これは、銀河連邦によるものであった。
最終的には、SR388に激突し、自爆装置によって共に爆発する。クローンメトロイドとXはこれによって全滅した。
ゼーベスと同じ恒星系にある星。
かつてゼーベスから移住してきた鳥人族によって栄えていたが、フェイゾンを多量に含む巨大な隕石の衝突、
フェイゾン汚染によって生態系が崩壊し、絶滅に追い込まれた。
しかし、自然との調和により予知能力を身に着けた鳥人族は、サムスの来訪を予言し、各地に彼女の助けとなるアイテムを残した。
最終的にフェイゾン汚染の元凶であるクリーチャー、メトロイドプライムはサムスに倒され、動植物の楽園となった。
長年故郷となる惑星を求めて宇宙を旅していたルミナス族が発見した惑星。
しかし、彼らが発見した時にはすでに惑星の寿命は尽きかけており、惑星のエネルギーを取り出し、必要な分だけ供給する装置を開発する事で大幅な延命に成功した。
だが、彼らの災難はこれで終わらなかった。装置の完成した直後に隕石が衝突し、ダークエーテルが誕生、イング族の侵略により、絶滅寸前まで追い込まれてしまう。
対抗する手立てを失った彼らは、族長U-MOSを残してコールドスリープに入り、U-MOSは最後のエネルギーを奪いに来るイング族を迎え撃つべく、大聖堂に残った。が、フェイゾンを求めてスペースパーレーツがやってきた事により、それを追って銀河連邦軍、サムスの飛来により、彼らの運命は大きく変わることになる。
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掲示板
3095 ななしのよっしん
2024/09/01(日) 17:27:07 ID: 5KD5qdwcCo
Switchのゼロミッションでメトロイド初プレイしてるんだけどすんごい面白い
ただシャインスパークの維持ができないだんけどコツとかありますか?
3096 ななしのよっしん ◆ZCIF61WJ7Q
2024/09/02(月) 20:36:46 ID: o63nL+wLeC
シャインスパーク維持は、フュージョンで隠しネタにされる程の高等技術ですからね…。
ダッシュからスパーク待機状態にするタイミングはシビアなので、ここは反復練習でつかむ他ないでしょう。
それと、スパーク待機状態は思ったよりも長めです(5秒程)。スパークを発動する前に落ち着いて位置調整をしましょう。
3097 ななしのよっしん
2024/09/10(火) 18:25:46 ID: KZAWQaLE7m
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最終更新:2024/11/01(金) 08:00
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