またアストロガンガー4話の台詞か。読まなくても分かっている。
概要
テレビアニメ「アストロガンガー」の一場面、酸素欠乏を伴う枯れ葉公害の対策会議中での国際科学警察第四支部部長と早川次長のやり取り。
早川次長「部長!」
部長「何だね、早川次長。」
早川次長「今度の事件は、私には単なる天変地異とは考えられません!」
部長「じゃあ君は何だと言うんだね。」
早川次長「私から説明するより、一度星博士をここにお呼びして、博士のお考えを・・・」
部長「また星博士か。聞かなくても分かっている。博士の言う事は何でもかでもブラスターのせいだ。君が尊敬している先輩に、こんな事を言っては悪いんだが・・・星博士と言う人は、あれは一種の変人だよ!」
早川次長「部長!それは大変な間違いです!」
部長「早川君!」
早川次長「・・・」
責任ある大の大人二人が感情をヒートアップさせて行く様は30分番組らしい奥行きを感じさせる。
局地的な酸素の欠乏はブラスター星人の虹が原因であり、早川次長の主張が正しかったのだが、物語もまだまだ序盤でブラスター星人が姿が表す機会も少なく、宇宙人の仕業であると言い張る星博士と部下を部長が信用出来なかったのも無理はないと言えよう。
その後の場面では星博士の説に拘り作戦に疑問を抱く早川次長に「君らしくないぞ」と笑いかけるなど、部長と早川次長の関係自体は悪くなかった様子が伺える。それだけにこの場面から滲み出る感情が大きく感じるのかもしれない。なお、実際に本編でも早川次長は何かとすぐに星博士に相談に行っている様子なので、このエピソード以前に「また」と言われるだけの事はあった可能性はあるのかもしれない。
この回の解決以降、部長と早川次長の蟠りも溶け、国際科学警察は基本的にはやられ役ながらも物語を彩る脇役として活躍していく。
一方で、特撮やアニメの様な子供向け番組で各エピソードでの事件をすぐに〇〇の仕業であると断定する事、若しくはそうネタにする風潮をメタ的に捉えているとも受け取れる発言や、遠慮がちなようでしれっと変人呼ばわりされる星博士など、独特な面白みが溢れたシーンにもなっている。
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