ガンダムTR-S[ラブスカトル]とは、公式外伝『ADVANCE OF Ζ』に登場するガンダムシリーズのMAである。名称の元ネタは児童文学『ウォーターシップダウン』に登場する“千の敵を持つ王”エルアライラーの右腕的な存在で、地位の高いアウスラとされる。
機体設定
ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]が大気圏突入・成層圏機動用バインダーを装備した形態。
TR-4[ダンディライアン]の完成形で、TR-4の設計思想を受け継いでいる。
ガンダムTR-6[ダンディライアンⅡ]はラブスカトルのコンセプトを継承して機種統合計画を反映した兄弟機にあたる。対比図ではダンディライアンⅡよりも一回り大きい事がわかる。
エゥーゴによるガンダムTR-Sの接収後は軌道衛星ステーション「SSD」に配備され、外敵要素の排除にあたっている。
主要な機能はTR-4と同一で、大気圏突入時の熱緩和のために対熱加工されたバインダーとエアーを放出する耐熱冷却フィールドを搭載している。バインダー(裏側)はウェポンカーゴの機能を有する。この耐熱バインダー内部に武装を収納する機構もTR-4と同じである。
背部に試作飛行システム「ダイダロス・ユニット」を搭載しているため大気圏内での飛行も可能で、巡航用MA形態、戦闘用MF形態への変形機能も有する。
TR-4と決定的に異なる点として機動時のG対策の為に、強化人間の運用が想定されているとのこと。
ガンダムTR-S[エルアライラー]との連携運用を重視し、ラブスカトルの護衛随伴機であるエルアライラー用の換装コンテナを装備し、Iフィールドのエネルギーチャージの為のドッキング機構など母機・補給用の役割も兼ねる。
名称が判明した電撃ホビーマガジン最終号では「ラブストカル」とも書かれていた。よりによって最終号で誤植とは。
武装
両サイドの大型クローアームは中心にビーム砲口が存在する。ビームガンの他にもビーム・サーベルに収束・形成して、格闘戦に利用することができる。
中心部には2連ハイメガ粒子砲を装備している(バインダーによって高い収束率を得られる)。
主要となる迎撃・防衛任務では対宙マイクロミサイル等で対応する。
MA形態
目的地までの移動、大気圏内巡航を担うMA形態。
TR-4と比べるとMA形態は揚力の獲得に優れている。設計的にはこれもビグロ系列の機体と同じで、高い機動性からの一撃離脱戦法を得意とする。
MF形態
迎撃用形態。
主に巡航用MA形態で戦闘空域まで移動し、MF形態へ変形して戦う。
関連項目
TRシリーズ
- ガンダムTR-1[ヘイズル]
- バイザックTR-2[ビグウィグ]
- 試作アッシマーTR-3[キハール]
- TR-4[ダンディライアン]
- ギャプランTR-5[フライルー]
- ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]
- ガンダムTR-6[ウーンドウォート]
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