ギャリック砲とは、鳥山明原作の漫画『DRAGON BALL』及びそれを原作とするアニメシリーズに登場するベジータの技である。
宇宙のチリとなれぇー!
初出はコミックス20巻の「レッドゾーンの戦い!」。ベジータの光線技で初めて名前が登場した技で、身体を大きく左側にひねって独特な手の組み方で気を溜め、両手を合わせずに前に突き出すように発射する。悟空を地球もろとも吹き飛ばそうとするが、4倍界王拳のかめはめ波に押し負けた。
べジータの発言によるとかめはめ波とそっくりと書いてあるが、かめはめ波が手に気を集中させて戦闘力を増幅させた上で光線状に放つ技であるのに対し、ギャリック砲は全身から放たれているエネルギーから光線状に収束され放射される。そして、構えも全く違う。界王拳の赤いオーラを悟空が纏っていたこともあって、似ているように見えたという説もあるが実際のところは不明。
原作で使ったのはこの一度だけである。アニメではセル第2形態がべジータに対して使用。
古くから多くのゲームで通常の「かめはめ波」と同等のベジータ基本技として採用されてきた。上位の「超かめはめ波」「太陽系破壊かめはめ波」などに対応する強化版は基本的になく、ベジータの場合はビッグ・バン・アタックとファイナルフラッシュを上位技として使用することが多かった。
原作では大技としての出番だけにも関わらず、基本技として定着していった技でもあるのだ。ちなみにベジータ王も使用する。
そんな扱いが続いていた中、ゲーム『ドラゴンボール レイジングブラスト』では基本技としての扱いとは別に、超サイヤ人3となったベジータの究極技としてシンプルな「ギャリック砲」が採用され、上位の「かめはめ波」系と同じように最上位技としても使われた。
アニメ『ドラゴンボール超』でも登場。
破壊神ビルスとの戦いではダメージを与えられなかったが、ビルスに1割の本気を出させた。オッタ・マゲッタとの戦いでは溶岩の唾に押され、危うく場外負けを喫するところだった。キャベとの戦いでもお互いにギャリック砲を撃ち合ったが互角だった。未来トランクス編では終盤にパワーアップした未来トランクスが大技として使用した。合体ザマスに対してベジータと力を合わせた親子ギャリック砲も披露している。なお二人ともファイナルフラッシュも使うのだが、どういう使い分けがあるのかは不明。
ゲームではギャリックと言う名称が一人歩きしている部分があり、他の技や連続技にギャリックの名が冠されていることが何例か(ギャリックキャノン、ギャリックガンファイア、大猿化からのスーパーギャリック砲など)。
ギャリック砲の使い手
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