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出雲とは、列車名である。現在は「サンライズ出雲」として運行されている。
概要
ルーツは戦前に大阪と山陰地区を福知山線・山陰本線経由で結んだ準急であり、その後戦後の1951年に急行「いずも」となった際に「せと」と併結する形で東京乗り入れを果たしている（同体制は1956年まで継続）。
1961年には戦前から続いた大阪駅経由から京都駅経由となり東海道本線・山陰本線の列車に改められると、1972年に特急に格上げされ、「寝台特急出雲」が運行を開始した。
運行区間は長らく東海道本線東京駅～山陰本線浜田駅間とされ、東京と山陰地方を結ぶ寝台特急として親しまれていた。
しかし、山陰本線の電化工事等の関係から一部の「出雲」のみが1993年から1995年末まで伯備線経由に変更されたのを機に「出雲」にはこれまで特に縁の無かった伯備線との関係が生まれた。
1998年に使用する寝台客車の老朽化やサービス向上などの目的で581系・583系以来となる寝台電車285系がJR西日本・JR東海により新製投入されるとJR西日本受け持ちの「出雲」が「サンライズ出雲」に変更され山陰本線電化迂回時以来となる伯備線経由で運転を開始し、1956年以来となる「瀬戸」系統との併結運転も合わせて開始された。
その後は伯備線経由の「サンライズ出雲」と京都駅から山陰本線に入る客車「出雲」との2本立てとなったが、客車の老朽化と利用客減少には勝てず客車「出雲」は2006年に廃止され、残った「サンライズ出雲」は「サンライズ瀬戸」と共に現在は東海道本線を走る唯一の寝台特急として奮闘している。
「サンライズ出雲」に関しては「サンライズ瀬戸・サンライズ出雲」の記事を参照の事。なお、「サンライズ出雲」は設定されている時間帯が利便性のいい事もあって現在も安定した高乗車率を誇っている。
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