概要
2023年7月22日発売のレギュラーパック、AGE OF OVERLOADにて登場。効果は以下の通り。
効果モンスター裏が出るまでコイントスを行う。表が出た回数2回につき1枚、自分はドローする。自分・相手がコイントスを行う度に発動する。※遊戯王カードwikiより
遊戯王OCGでは初となる「裏(表)が出るまでコイントスを行う」という、既存のコイントス効果持ちとは一風変わったギャンブル効果を持っている。
①の効果はコイントスで表を出した回数に応じてドローできる効果だが、たった1枚のドローであってもその確率は単純計算で1/4、アドバンテージを得られる2枚以上のドローとなると1/16、以降は1/4ずつかけて1/64、1/256・・・と極めて低い。
2回以上のコイントスを行う効果の結果を全部「表」に書き換える《銃砲撃》の墓地効果と組み合わせようにも、このカードは「裏が出るまで」とあるため回数指定がないこの効果に使うことはできない。
また、このドローは自身の効果でコイントスを始めたら強制ドローなため、効果処理時のデッキ枚数が表を出した回数✕2+2以上になった場合、ライブラリアウトを起こし敗北となる。
とはいえ、よほど運命力に恵まれすぎていなければ起こらない事象であるので、実戦で使う分にはこの辺りは問題にならないと思われる。
②の効果はコイントスで表が出る度に攻撃力を倍にしていくもので、この手の効果では珍しく倍加が永続となっている。
初期状態の攻撃力からスタートした場合、7回表で初期ライフを超える攻撃力になるが、現在の攻撃力を倍にしていくため攻撃力を上げていればその分も勘定され、倍加が適用されれば強化に関わったカードが存在しなくなっても打点が下がることがない。
総じて、遊戯王のギャンブルカードの中でもハイリスク・ハイリターン以上にロマンに満ちたカードと言える。
ちなみに、①の効果の性質を見て「両面表のコインならドローし放題・攻撃力も無限に上げれる」と思いがちだが、意外なことにこのイカサマへの対策が既に施されている。
「裏が出るまでコイントスを続ける」ので、裏を出し得ないイカサマコインではこの効果処理を完了することができないため、発動した場合終わらないコイントスを延々とやり続ける羽目になり、ハマりを引き起こしてしまう。
まあ、そんなイカサマコインを持ち出した時点でジャッジキルを食らうだろうけど
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関連項目
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