野望の地平(Chasing Daybreak)とは、『ファイアーエムブレム 風花雪月』で使用される楽曲である。
概要
物語が一気に戦争へ突入したことを告げるかのような強烈なイントロと、兵士を鼓舞させるかの如く一定のリズムで打ち鳴らされるパーカッションが特徴の曲。途中から入るコーラスは、手を血に染めながらも様々な想いを抱いて戦い続ける士官学校生徒たちの姿を連想させてくれる。平和な時代から一変した戦時下の情景を見事に表現した本楽曲の人気は高く、悲壮感を漂わせながらもその力強いフレーズに惹かれるプレイヤーは多い。
この曲が最初に流れる「夜明けの追討戦」も印象深い戦闘マップとして曲の人気に一役買っているとも言える。特に、戦闘中に自学級の生徒たちが味方の増援として出現するシーンは本作有数の名イベントとして知られている。戦時下で主人公が生死不明の状況でありながらも士官学校時代に交わした5年前の約束を守るべく、荒れ果てたガルグ=マクに続々と集結する生徒たち。過酷な戦場を生き抜き成長したことを物語る彼等の戦闘台詞の数々に胸が熱くなり心が痛んだプレイヤーは少なくないだろう。
また、「夜明けの追討戦」は準備なしでいきなり戦闘が始まる上に自学級生徒が強制出撃し分散配置される仕様から、初見殺しとしても有名。第1部の最終マップでユニットの装備を整えていなかったり、生徒の育成が不十分だった場合、全員生存クリアは険しい道となる。特に、難易度ルナティックでは敵のステータスが恐ろしいことになっており、劇的な再会に浸る間もなく賊に生徒を惨殺されるケースが後を絶たない。
なお、紅花の章では「夜明けの追討戦」そのものが発生しないため、戦闘難易度こそ低下するものの、他の章に比べて生徒たちとの再会に物足りなさを感じてしまうという声もなくはない。
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関連項目
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