高速進行とは、鉄道用の信号現示の一種である。
概要
高速進行は、一般列車[1]より高速で走行できることを示す信号現示である。通常の進行現示では、130km/hを超える速度からの制動距離の確保が困難であるため、この現示を使用することにより、高速走行することの可否を示している。
この現示の場合、最高速度160km/hで走行することが可能である。なお、この現示が使用される路線の場合、通常の進行信号では130km/h制限がかかる。
現示としては、記事上部の図のように3灯分離れた緑灯を2灯点灯させたもの(GG現示)であるため、5灯式信号機のうち高速進行現示に対応した灯具配列のものか、6灯式信号機でのみ現示できる。
現在は京成成田スカイアクセス線で使われており、スカイライナーに対してのみ現示される。2015年3月13日までは北越急行ほくほく線でも使用され、特急はくたかに対して現示されていた。なお、両社とも、列車選別装置やATS-Pなどの機能により対象の列車か否かを識別し、そうであった場合のみ通常の進行現示から高速進行現示に切り替えるシステムになっているため、一般列車であるアクセス特急や普通列車に対して高速進行が現示されることはない。
ちなみに高速進行の中継信号は、下図のように進行中継信号を縦に2つ並べた形である。なお、これ以外の現示の際は、上部3灯は消灯する。
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関連項目
脚注
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