「あの楽器」とは 【初音ミク】Innocence【3DPV】 に登場する、初音ミクが弾いている楽器のことである。
特徴
形状はショルダーキーボードに近い。鍵盤にあたる部分が一面ディスプレイになっており、タッチして演奏する。タッチすることでディスプレイ上に直線、三角形、四角形などの幾何学模様があらわれる。 PV中では楽器全体が宙に浮き、演奏者の手元へ飛んでくる。音色はPVからうかがい知ることはできない。
tripshots版再現画像:http://www.tripshots.net/stuff/ano.jpg
ニコニコ技術部による実現プロジェクト
2008年12月24日にニコニコ技術部宛に「これって作れる?」「挑戦者求む!」という内容の動画が投稿される。ニコニコ技術部もこれにすぐに応え、「あの楽器」を再現した動画が複数投稿される。2009年3月現在、複数の技術部員が「あの楽器」を実現すべく活動中である。
なお、非常に類似しているデザインの楽器として、試作までされたが発売されなかった立奏鍵盤の「YAMAHA KX3」があり、類似技術研究として、Cymis(pdfファイル)のようなものがある。
また、液晶のサイズは650mm*150mm程度であるらしい。
2月20日、芸者東京エンターテイメントによるiPhone版がAppStoreより発売(関連記事)。iPhoneアプリ自体はすでに別の作者が無料で公開していたが、突然の企業による有料化に「開発に水を差すのでは・・・」と心配する声が沸いた。騒動は落ち着きを見せたものの、ニコ技部員による開発競争はますます過熱しており今後の展開に目が離せない。
実装されている機能
3/14現在、動画で確認できる機能のうち代表的なものを挙げる。
- エフェクト設定:形、色、太さ、出現順序、透明度などを自由にカスタマイズ
- マルチタッチ:同時に複数の音を鳴らす
- MIDI接続:キーボード等から操作できる。VSTiも使用可
- オリジナルサウンド:音階ごとに音色ファイルを指定して鳴らす
- ピッチベンド、モジュレーション:叩いたまま上下左右に動かすことで音に変化を付ける
- コード演奏:プリセットで用意された和音を1度に鳴らす
- あてぶり演奏:音階情報が記録されたファイルを読み込ませることで、叩く位置によらず演奏が可能
ミーティング
関連動画
ソフトウェア系
外装・電子工作系
演奏してみた系
ミーティング資料
全動画マイリスト
関連項目
関連リンク
- 「あの楽器」プロジェクトWiki http://tinyurl.com/anogakkiproject
- 芸者東京エンターテインメントによる告知HP http://geishatokyo.com/jp/anogakki/
- NHK BS「ザ☆ネットスター!」 http://www.nhk.or.jp/netstar/ 4月号(2009/4/3(金) 24:00~)にて特集された
- とうとうWikipediaにまで項目が出来てしまった
- テレビ東京「ドリームクリエイター」 http://ch.nicovideo.jp/channel/ch23 ニコニコ技術部特集で紹介
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