粉飾残業

	労働時間	PC使用時間	メモ
月	9:00～19:00	8:42～21:09	18時以降、自己研鑽
火	9:00～18:00	8:49～20:46	18時以降、自己研鑽
水	9:00～19:00	8:41～21:53	18時以降、自己研鑽
木	9:00～19:00	8:34～22:11	18時以降、自己研鑽
金	9:00～19:00	8:42～19:22
土
日
月	9:00～19:00	8:29～21:11	18時以降、自己研鑽
火	9:00～19:00	8:43～22:31	18時以降、自己研鑽
水	9:00～18:00	8:48～18:35
木	9:00～19:00	8:41～23:49	シャットダウン忘れ
金	9:00～19:00	8:33～20:22	18時以降、自己研鑽
土
日

（横山信弘「少なすぎる残業に要注意！　組織を崩壊させる「粉飾残業」のあきれた言い訳と手口」（ITmedia）より体裁を変更して引用）

　

粉飾残業とは、残業時間を過少申告することである。

概要

上の表の「メモ」欄には「18時以降、自己研鑽」と書かれている。しかし実際に毎日数時間以上も「自己研鑽」をしているはずがなく、本当のところはただの残業をしている。さらに1回分「シャットダウン忘れ」があるが、これは家にPCを持ち帰り残業していたのではないかとも推測できる。

表にあるPC使用時間は残業時間の目安にはなるものの、実際のところ本当にシャットダウン忘れをしてしまって使用時間が長くなる場合もあり、あくまで参考にしかならない。逆に18時にシャットダウンをして、あとはノートなどのアナログなものや持ち込んだPC・タブレットだけを使って仕事するようにすれば、残業時間を過少申告することさえできてしまう。

他にもタイムカードを先に切って仕事を続ける、休日にカフェなどで上司と部下が落ち合って仕事をするなどの例も粉飾残業にあたる。

当然のことながら、職場で粉飾残業を行うと明かりがついていることを不審がられたり、職場の外で仕事をしていても同僚の話からバレてしまうケースもあるので、粉飾残業を行ってもバレないということはない。

「粉飾残業」という語の使用例は2015年ごろからTwitterで複数みられるが、話題になったのは冒頭の表が掲載された2020年1月のITmediaの記事である。ほぼ同じ意味の言葉として「残業隠し」がある。

関連項目

• 定時
• 社畜
• ブラック企業
• 過労死