高橋弥七郎とは (タカハシヤシチロウとは) [単語記事]

概要・略歴

大阪府出身の男性ライトノベル作家。代表作は「灼眼のシャナ」。
メディアワークス（現・アスキー・メディアワークス）の第8回電撃ゲーム小説大賞（現・電撃小説大賞）に応募作「エクスターミネーターA/B」で選考委員奨励賞を受賞、2002年 4月に同作を改題した「A/Bエクストリーム」（イラスト：金田榮路）で電撃文庫デビュー。しかし、複雑で難解な設定と主要登場人物が男ばかりという、（特に後者に関しては致命的なまでに）多くの電撃文庫読者のニーズに応えきれなかった面もあり、売り上げは伸び悩み、2巻で打ち切られてしまう。（シャナも比較的最近は設定が複雑だが、初期はそうでもなかった・・・はず）
そんな最中の2002年 11月、「灼眼のシャナ」(イラスト：いとうのいぢ)を発表する。ヘタレ系主人公とめちゃくちゃ強いツンデレ系女の子が出会う、という分かりやすいストーリーが好評を博し、あれよあれよという間に電撃文庫の看板作品となる。
2003年末に文化放送のラジオ「電撃大賞」でラジオドラマが放送され、翌2004年 6月にドラマCD化。この間もシャナは着実に売り上げを伸ばし、シャナのドラマCDと同じ頃、A/Bの実質的な3巻である「アプラクサスの夢」（イラスト：凪良(nagi)）が刊行される。
電撃大王の2005年 4月号からコミック版連載（作画：笹倉綾人）がスタートし、更なるメディアミックスが進む。
そして2005年 10月、アニメ「灼眼のシャナ」が放映開始。同月にはコミック版1巻も発売となる。2006年 3月、アニメ放映が終了するが、最後に映画化の告知がされた。また、同年12月にOVA「灼眼のシャナSP　恋と温泉の校外学習！」が発売される。
劇場版は2007年 4月「キノの旅」「いぬかみっ！」と共に「電撃文庫ムービーフェスティバル」の1作品として公開された。
電撃黒「マ)王の2007年 9月発売号からコミック「灼眼のシャナX　Eternal song -遙かなる歌-」(作画：木谷椎)も連載開始。
同年10月よりアニメ第2期「灼眼のシャナII」が放映開始。翌年3月に放映終了。
シャナはまだまだ売り上げを伸ばし、現在判明している数字(18巻まで)では725万部。全巻合計部数は電撃文庫堂々の第1位。1巻割でも34.5万部で「キノの旅」に次いで第2位である。
加えてOVA シリーズ「灼眼のシャナS」(Blu-ray・DVD)が発売中。
2011年 10月にはシリーズ完結作である「灼眼のシャナⅢ FINAL」が放映開始、及び小説の最終巻(22巻)が発売。2012年 3月に放送が終了した。
2014年 8月には、「灼眼のシャナ」と同じ担当編集・イラストレーターを迎えた「カナエの星」を発表した。