SCP-1727-JP 単語

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SCP-1727-JPとは、シェアード・ワールドSCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。

名は『宅配されるものは』。

概要

SCP-1727-JP
基本情報
OC Keter
収容場所 N/A
著者 sugoitakaiBILL
作成日 2018年10月31日
タグ 武器
リンク SCP-1727-JPexit
SCPテンプレート

弾が入った段ボールで、・内容物ともにまったくの異常性がない。異常性がないということは、物理学的にもミーム的にもその他の観点でも一切異常がないということである。とはいえ、一応このオブジェクトにも異常ポイントがある。それはこのオブジェクトが「送りつけられてくる」ことだ。

このオブジェクトは各運送会社の倉庫に突如出現するが、集積所および運送会社の荷物引受記録等が竄されており、SCP-1727-JPは最初から正規の手段で引受された荷物であるかのように偽装されている。送り実在するECサイト (Amazon楽天Yahoo!ショッピングなどだろうか)、または実在ないし架の会社 (現存は問わない)が名義人となっており、送り先も日本国内の個人宅であること以外作為で選ばれる。最初に見つかったのはある人の「まったく心当たりがいが本物の拳銃らしきものが知らない会社から送りつけられてきた」という通報によるものであり、その人は調の末まったく反社会的勢力とのつながりがないこと、送りは41年前に倒産した小規模な玩具メーカーで従業員もすべて亡くなっていることがわかった。

当初は非異常性の拳銃密売の失敗であろうと考えられたが、同様の事例が多発。財団はこれをアノマリーとして認定するとともに、各運送会社の倉庫に危険物探知機を導入させ、更に届いてしまった場合のカバーストーリーとして『委託テロ』『粗悪品につき暴発の危険性大』を適用することにした。しかし年々、この発生件数は増加している。


さて、このオブジェクトだが、先程も言った通り、送りつけられてくるにもにも異常はない。ふつうの拳銃、ふつうの自動小銃、ふつうのサブマシンガン、ふつうの散弾銃、ふつうの……。ビームも出ないし魔法で絶対当たるわけでもない。人を殺したくなるような精も、死にたくなる精もない。

しかし、このオブジェクトを用いた殺人殺人未遂はそれぞれ数十件、自殺自殺未遂は数件発生している。財団は再三精もなんもないかチェックしたが、何度調べても普通でしかなかった。博士は推測する。「かを殺したい、あるいは死にたいという漠然とした欲求の前に、が送りつけられてきたら、その感情を抑えられなくなる」のだと。

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