SCP-471-JPとは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『噂が呼んだ怪人』。
SCP-471-JP | |
基本情報 | |
---|---|
OC | Euclid |
収容場所 | N/A |
著者 | Zenigata |
作成日 | 2016年7月7日 |
タグ | 人間型 情報災害 時間 未収容 瞬間移動 |
リンク | SCP-471-JP |
SCPテンプレート |
とある人型実体 (以下、SCP-471-JP-1)を呼び出すことが可能な情報、もとい噂。この噂を知ってから4日後の午後4時44分に、噂を知った人の目の前に黒色のシルクハットとマントを身に着けたタキシード姿の男性の姿をしたSCP-471-JP-1が出現し、その人を連れ去ろうと追いかけてくる。44分間逃げ切るとSCP-471-JP-1は消失し、出現しなくなる (記憶処理を行っても再出現しない)。SCP-471-JP-1に抵抗せず捕まると消失し、以後行方不明となる。
抵抗せず、というのはどういうことやねん、普通こんなバケモノに追いかけ回されたら抵抗するやろと思うだろうが、実はSCP-471-JP-1、悲しいくらいに弱い。1970年代に最初に財団エージェントが発見したときには、SCP-471-JP-1は子供たちに殴る蹴るの暴行を受けており、SCP-471-JP-1が逆にエージェントに救出されるハメになっていた。アノマリーとして恥ずかしくないの? [1]その後、子供たちからの聞き取り調査によりSCP-471-JPを知った財団は、対抗ミームとして口裂け女や人面犬などの都市伝説を流布することでSCP-471-JPの発生件数を減らした。とは言えど、噂を知るだけで発生するため発生事例は度々聞かれていた。
SCP-471-JP-1はただでさえ弱いのだが、それだけでなく出現位置も融通がきかない。目の前に壁がある場合は後ろに出現するが、壁がない場合は必ず視界の目の前に出現する。例えば、目の前にガラスがある場合はガラスの向こう側に出現する。出現してもそもそも襲えない欠陥。更に、目の前が崖でも出現するが、別にSCP-471-JP-1は飛行能力も持たないので落下死する。車に乗っている人の目の前にも出現するが、車の前に急に現れれば当然撥ね飛ばされて死ぬ。更に、背後に出現した壁のケースでは、どうやら視認してもらわないと襲撃できない性質もあるらしく、後ろでアピールして振り向いてもらおうとしていた (振り向いてもらえないので最後の方はすすり泣いていた)。SCP-471-JP-1は同時に1体までしか出現できないらしく、財団の実験では同時に2名が噂を聞いて条件を満たした際は片方に22分ずつ出現して襲いかかっていた。一応再出現できれば傷は治り生き返るみたいだが、どちらかといえば上手く連れされそうだったのにリスポーンで無下に成るリスクのほうが高そうである。
こいつが連れ去ることができたのは財団がSCP-471-JP-1出現直後に麻酔銃で昏倒させたDクラスひとりのみ。しかもこれ、言ってしまえば第三者の協力がないと連れ去ることさえままならないということでもある。
と、本人は子供にさえ負けるうえ、耐久もなく、なんなら出現位置も融通がきかないため出オチで死ぬSCP-471-JP-1だが、問題は44分間、出現はしているということである。実は財団がSCP-471-JP-1の収容以前に起きた事故事例を確認したところ、実に4桁件数の事故事例にこいつが関わっていることがわかったのだ。
大惨事である。
財団はネットの普及以後、上述のような対抗ミームを流すことによる鎮静化だけでなく、ウェブクローラによるSCP-471-JP情報の捜索と消去、更にはSCP-471-JP-1の出現に合わせ同時期にSCP-471-JPを多くの人に知らせることで一人あたりの出現時間を短くするカバーストーリー『気のせい』を行うことで事故を少なくする努力を行っている。
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最終更新:2024/05/23(木) 23:00
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