SOUL(猿渡哲也)

SOULとは、『週刊ヤングジャンプ』にて1985年から1986年にかけて連載された猿渡哲也による漫画である。副題は「SUPER VIOLENCE FIGHT」。単行本は全4巻。

概要

政府によって分断された架空の日本を舞台にしたポストアポカリプスバトル漫画。

典型的な『北斗の拳』のフォローアップ作品だが、サイボーグや「OMEKO」、「SEXDAISUKIOMEKODAISUKI」などのタトゥーを入れた敵が登場するなど持ち味は出ている。

ヤングジャンプコミックスとヤングジャンプコミックスセレクションがそれぞれコミックス化したがいずれも絶版。現在はヤングジャンプコミックスセレクション版が電子書籍化を果たしている。

あらすじ

1993年。社会の進歩発展に伴い凶悪犯罪も増加の一途を辿っていたがそれらに対し国家警察は無力だった。

そして5年後、政府は無法者同士の共倒れを期待してか都心を開放区にした。

開放区は独立した犯罪国家の如く荒れ果て、人々はそこをインフェルノ・シティーと呼んだ。

登場人物

リョウ
主人公。コインロッカーベイビーだった過去を持ち、現在はストリートファイトで稼いでいる。スタイルはボクシング。驚異的な生命力を持ち、裸になると戦闘力が大幅にアップする。

ジョージ
リョウのマネージャーをしているアフリカ系アメリカ人。ショットガンを所持しているが護身用であまり発砲はしない。

ロッド
開放区で暮らすストリートチルドレン。リョウ、ジョージと出会ったことで二人と行動を共にする。ゾッドに両親を殺された過去を持ち、彼を強く恨む。

ゾッド
開放区で高級レストランを営むサディスティックな小悪党。身長にコンプレックスを抱いている。顔はどう見ても男なのだが実は女。

マヤ
Fブロックのハーレー通りで高額な病院を営む女医。

サムソン・ブリューワー
マヤのボディガードをしている元ボクシングチャンピオン。現在は稼ぐために闇ボクシングに出場しており、スーパー・ヘビー王者に就いている。

ジール
開放区Fブロックの支配者でゾッドの兄。巨大なニシキヘビをペットにしている。美しいものしか愛さないナルシスト。

ルガー
超人的なスピードを持つ賞金稼ぎ。ドレッドヘアとサングラスがトレードマーク。

ランディ
残忍な政府高官。

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関連項目

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