216
211 ななしのよっしん
2023/08/31(木) 10:55:32 ID: PpFbBj+mNs
>>203-205
このあたりの説に完全同意
少なくとも作者は白金の闇落ちした理由を「運が悪かった」ではなく「他者を思いやれなかった」として書いていると思う
そして、成長できるかどうかは他者の働きかけではなく自分自身で気づいて改善するしかない、ってのがラストの展開なんだろうなあ
212 ななしのよっしん
2023/08/31(木) 11:22:16 ID: PpFbBj+mNs
そのそもこの作者の作品は全般的に非モテ?陰キャ?弱者男性?がテーマになっていることが多いと思う
「邪眼は月輪に飛ぶ」とか主人公も敵のフクロウも人間関係が苦手な陰キャの象徴みたいに見える
主人公が踏みとどまって駄目人間ながら人間関係を改善しようとしたのに対し、敵のフクロウは努力も放棄して毒を垂れ流すモンスターになった、みたいなメタファーを感じたわ
作者のそういう陰キャ的なキャラクターに対する、ヒロイックな妄想と自己嫌悪が織り交ぜになって面白い作品に仕上がってる
213 ななしのよっしん
2023/09/22(金) 22:05:22 ID: 5uLOccp5EP
そもそも自分を信じていると言うくせに、計画が自分が好きな相手から守ってもらいながら愛してもらうというあたりで……。
その時点でそれ、自分じゃ無理だということを言ってるみたいなもんじゃん
214 ななしのよっしん
2023/10/27(金) 00:46:11 ID: JKJTDSfyw3
>>213
演説の一部しか読んでないor忘れてるみたいだから全文読んでみた方がいい
あの時点でのフェイスレスは「自分が愛されないのは運命が邪魔してるから」みたいな他責思考に取りつかれてる
フェイスレスなので運命というありふれた言葉は使わずに「地獄の機械」と無駄に洒落た言葉で言い替えてるけど
自分の持てる力と技術を総動員すれば、地獄の機械という障害を突破してエレオノールへの恋を成就できるはず!
というのが、フェイスレスの「ぼくは自分を信じている」の意味
本人の中では理屈は通っている
215 ななしのよっしん
2024/01/06(土) 14:51:08 ID: rIVFMuYWNQ
読んでる最中は「こ、こいつッ……!!」ってムカつくandドン引きすることの連続だったけど
カーテンコールで最後の四人共々満面の笑顔を浮かべているのを見た時はどこかホッとしてしまった
216 ななしのよっしん
2024/04/23(火) 00:35:22 ID: I1s1pSuZQN
同時期で連載してたARMSのキース・ホワイトと死に様が似てる
ただあちらは見下してた元同僚から説教されて「客観的に」自分が馬鹿だと気づいただけでなので、自らの愚かさを嘲笑いながら文字通り散るしかできなかった
フェイスレスは自分が踏みにじってきたものがいかに美しくかけがえのないものだったかを「主観的に」気づいてしまったから、自嘲の笑みを浮かべるだけでなく悔恨の涙を流しながら逝ったのだと思う
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