エフゲニー・スヴェトラーノフ（1928～2002）とは、ロシアの指揮者、作曲家、ピアニストである。
概要
モスクワ出身で、モスクワ音楽院に学ぶ。1955年からボリショイ劇場で指揮を執り、1962年に同歌劇場の首席指揮者に任命される。1965年からソ連国立交響楽団首席指揮者に就任。1979年からロンドン交響楽団客演指揮者を務めた。
彼の念願はグリンカ以降のロシアのすべての交響曲を録音することで、実際にその悲願が達成されることはなかったもののアントン・アレンスキー、ヴァシリー・カリンニコフ、ニコライ・ミャスコフスキーといった作曲家たちの録音は貴重なものとなっている。
また作曲家としてはアレクサンドル・スクリャービンやアレクサンドル・グラズノフを思わせ、どちらかといえばセルゲイ・ラフマニノフやニコライ・メトネルといった後期ロマン派的な楽曲を残していった。
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