オットー・ルーニング（1900～1996）とは、クラシック音楽のうち現代音楽に属する作曲家では最も早い世代に位置する人物である。
概要
アメリカのウィスコンシン州ミルウォーキーの生まれで、代々音楽一家の出である。。スイスのチューリッヒでフェルッチョ・ブゾーニとフィリップ・ヤルナッハに師事して作曲を学び、1920年にアメリカに戻るとアリゾナ大学、コロンビア大学、ジュリアード音楽院などで教鞭をとる。
1950年代初期にコロンビア大学でウラジミール・ウサシェフスキーと共に電子楽器と磁気テープを使った音楽表現の研究を行い、テープ音楽の起源となった。このようにルーニングはアメリカにおける電子音楽の先駆者となり、現代音楽の重鎮として多大な発言力を持つ存在となったのである。
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