スキーとは、主に冬季に行われるスポーツの一種、またはその用具である。
概要
スキーとは、2本の板を両足に固定して雪の上をすべるスポーツ競技である。
もともとは狩人が獲物を追って雪上を移動するための手段として発展した。近代でも、冬山登山者や豪雪地域での移動手段として用いられてきた。現在では主にスポーツ・レジャーとしてのスキーが多くの人に楽しまれている。修学旅行にスキーを取り入れている学校も多い。
一般的にはスキー場などでよく見られるアルペンスキーが有名だが、他にもクロスカントリーやジャンプなど様々な形態がある。
日本でも積雪の多い地域には多くのスキー場が開発された。冬季オリンピックが開かれた北海道や長野県はもちろんのこと、東北地域、北信越地域にも多い。つい最近までは都市圏からスキー客専用の夜行列車もこれらの地域まで運行されていた。最近では冬だけでなく夏も楽しめるスキー場がいくつかオープンされているようだ。
雪国のスキー事情
日本でも雪の多い地域では、かつてスキーは移動手段として欠かせないものであった。学校への通学手段としてスキーを用いていたという話しも聞く。現在ではスキー通学こそほとんどないものの、授業の一環としてクロスカントリースキーやアルペンスキーを取り入れている学校も多い。また年に数回、教員や保護者、スキー学校のコーチなどが指導者となって、スキー場でのスキー教室やスキー大会が開かれる学校もある。一部学校では校庭にジャンプ台が設置されていたりもする。
もちろん雪国出身だからといって必ずしもスキーが好きとか上手いというわけではない。
装備
スキーをするには以下のようなものが必要となる。現地でのレンタルも可能。
- スキー板・ストック・スキーブーツ:ないと話しになりません。慣れてきたらストックなしも楽しいよ!
- スキーウェア:防寒・防水対策必須。でもたまにポンチョや着ぐるみも出没する。
- スキーグローブ:同上。中に薄い手袋をはめると温かい。軍手の人とかもいる。
- ゴーグル・サングラス:風・雪よけ、日差しよけはもちろん、雪からの反射光も結構厳しい。日焼けに注意!
- 帽子・ヘルメット:防寒と頭部の保護として。小さなお子様には安全のためぜひヘルメットを。
- スキー板用ワックス:雪質にあったワックスを使うと滑りがまるで変わってくる。
- リフト券入れ:スキー場で必要。最近ではウェアに付属している場合が多い。
スキー競技の種類
- アルペンスキー
- 雪の斜面を滑り降りる最も一般的な競技。かつてはまっすぐな板使用されていたが最近ではカービングスキーがメジャーになってきた。競技では体にフィットしたレーシングスーツとゴーグルつきのヘルメットを着用する。滑り降りる速度は時に時速100kmにもなる。一般的にはスキー場で滑るが、自然の山で滑る山岳スキーの愛好家も多い。
- 競技:回転(SL)、大回転(GS)、スーパー大回転(SG)、滑降(DH)、複合(CB)、スピードスキー
- 基礎スキー(デモスキー)
- スピードを競うアルペンスキーとは異なり、演目の中での正確性・合理性を競う採点競技。SAJバッジテスト等の検定はこの競技の採点基準に従う。
- フリースタイルスキー
- スキーで滑走しながらエア等の曲芸を行うスポーツ。
- 競技:モーグル、デュアルモーグル、エアリアル、アクロ、スキークロス、ハーフパイプ
- ノルディックスキー
- つま先だけが固定されるタイプのスキー板・靴を使用する競技。スキーのルーツに最も近い。
- 競技:ジャンプ、クロスカントリー、コンバインド(複合)、バイアスロン
関連動画
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ジャンプスキー
その他
関連項目
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