ギラファノコギリクワガタとは、主に東南アジアに生息するクワガタムシの一種である。
概要
体長ベースでは最大個体で12cmにもなり、日本のノコギリクワガタより遥かに大きい(ちなみに日本のノコギリクワガタは最大個体でも8cmくらい)。ノコギリクワガタ属(プロソポコイルス属)のみならず、クワガタムシ全体で見てもマンディブラリスフタマタクワガタと並び世界最大級とされる。ただし横幅や厚みを含めた体全体の大きさだとパラワンオオヒラタクワガタやスマトラヒラタクワガタ(スマトラオオヒラタクワガタ)などの大型のヒラタクワガタにやや劣るともされる。
とにかく凶暴なパラワンオオヒラタクワガタやマンディブラリスフタマタクワガタ、カステルナウツヤクワガタなどと異なり、体格の割にはおとなしい性格をしておりケンカをあまり好まないとされる。しかし本気で怒らせた場合の戦闘能力は凄まじく、マンディブラリスフタマタクワガタやカステルナウツヤクワガタはおろか、しばしばクワガタ最強と言われるスマトラヒラタクワガタとも互角に戦うこともある。
とにかく大アゴが長いのが特徴で、これはリーチが長いというとても有利な点でもある。また、挟む力はそれほど強くないと誤解されがちだが、大アゴの根元部分だけは例外的に非常に強い力を持ち、パラワンオオヒラタクワガタやタランドゥスオオツヤクワガタ、カステルナウツヤクワガタにも匹敵するレベルにもなるため取り扱いには注意が必要。
関連動画
関連項目
- 0
- 0pt

