トヨタ・ゼース(ZACE、瑞師)とは、トヨタ自動車が1988年から2007年まで台湾にて販売していた自動車である。
概要
ベースはトヨタが発展途上国にて販売していた多目的車で、台湾では1988年から販売が開始された。
2007年には実質的な後継モデルとなるイノーバの販売が開始されている。
歴史
初代(1988年~1999年)
1988年発売。
エンジンは1500ccを搭載、トランスミッションは4速マニュアルが用意されていた。
ボディタイプはワゴン型とピックアップトラックの2種類。
ワゴンには5人乗りと8人乗りを設定、バックドアはハッチ式と観音開き風の横開き式(見た目は観音開き式だが、左側のみしか開閉できない)が用意されていた。
1992年にはマイナーチェンジを実施、ワゴンの名称が「スーパーゼース」に変更となった。
ヘッドライトが角型から異型に変更され、5速マニュアルが設定された。
2代目(1999年~2007年)
1999年発売。
ボディタイプはワゴン型とピックアップトラック型の2種類で、ワゴン型は「ゼースサーフ」をいう名称だった。
エンジンは1800ccを搭載、1500cc は廃止された。
2000年には一部改良を実施、エンジンに2400ccを追加した。
また、2400ccモデルにはゼース初となる4WDモデルも追加されている。(余談ではあるが、2400ccモデルにスペアタイヤキャリアやグリルガードを装着したモデルは「VXプレランナー」、4WDモデルは「VX-4ランナー」と呼ばれていた)
2002年にはマイナーチェンジを実施。
ヘッドライトはマルチリフレクターかされ、グリルやリアテールランプのデザインが変更された。
2007年には生産を終了、後継車となるイノーバの販売が開始された。
関連動画
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関連項目
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