寍とは、安らかという字である。寧ともと同じ字とされる。
漢字として
- 意味
- 安らか、願う、なんぞ、という意味がある。〔説文解字〕では「安らかなり」とある。
- 字形
- 宀+心+皿の会意。その意味について〔説文〕は「人の飲食する器、人を安んずる所以なり」とする。ほかに臓器とくに心臓を皿に載せ廟中に供えるとする説がある。〔説文〕は寧と別の字としているが、金文では寍、寧は同じように使われ、もともと同じ字とされる。
- 音訓
- 音読みはネイ、訓読みは、やすらか、なんぞ、むしろ。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0212補助漢字。
- 声符
- 寍を声符とする漢字には、𦺝、𧕝、などがある。
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