禾とは、アワ、また穀類のことを表す漢字である。𥝌とは形が似ているが別の字。
漢字として
禾
- Unicode
- U+79BE
- JIS X 0213
- 1-18-51
- 部首
- 禾部
- 画数
- 5画
- 意味・字形
- 実って穂を垂れるイネ科の植物の象形。〔説文解字〕に「嘉穀なり。二月に始生し、八月にして孰す」とあり、「木に從ひ、𠂹の省に從ふ。𠂹は其の穗に象る」とある。𠂹は木の葉や花が垂れる意味で、その省と木の会意としている。段玉裁は〔説文解字注〕で、もと「木に從ひ、其の穗に象る」で、𠂹うんぬんは後人によって追加されたものだとしており、このように現在では穂を垂らす植物の象形とされている。
- 音訓
- 音読みはカ、訓読みは、あわ、いね。名のりに、ひで・ひいず、などがある。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 部首
- 禾は部首、禾部を作る。偏に用いられ、のぎへんと呼ばれる。穀類に関する字が属する。
- 互換文字
- ⽲はUnicodeにおいて禾と互換とされる字で、部首としての禾を表す。
- 語彙
- 禾穀・禾穂
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