籬とは、竹や柴を粗く格子に組んで作った垣である。かきと読んで単に垣のこともいう。
また遊郭では、遊女屋の土間と上り口の間の格子の仕切りのことをいう。のちに籬で見世の格を表すようになった。
漢字として
籬
- Unicode
- U+7C6C
- JIS X 0213
- 1-68-65
- 部首
- 竹部
- 画数
- 25画
- 意味
- 〔釈名・釈宮室〕に「籬は離なり。柴竹を以て之れを作る。䟽(あら)きこと離離たるなり」とある。〔説文解字〕には見られない。
- 字形
- 形声で声符は離。
- 音訓
- 音読みはリ(漢音)、訓読みは、まがき、かき。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 語彙
- 籬垣・籬笆・籬落
異体字
- 㰚は、〔類篇〕に籬と同じとある異体字。Unicodeにも籬の異体とある。
- 筣は〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔類篇〕に「笓筣、竹を織りて障と爲すなり」とある。また竹の一種のことをいう。
- 簡体字は篱。また篱は〔集韻〕に「笊篱、竹器なり」とある字。
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