概要
古くから日本の中部山岳地帯(特に岐阜県)を中心に飼育されてきた柴犬の一種で、主に猟犬や番犬として飼育されていた。
日中戦争から太平洋戦争の影響で、過酷な食糧難によって食べられたり、無豊作な強制供給により毛皮とされ、多くの個体がぎせいとなり絶滅寸前までに追い込まれた。しかし、山間部にある程度の血筋を残したことにより辛うじて絶滅は免れた。
現在は、愛好家たちの手によってある程度の頭数が回復し、全国的な知名度も上がりつつある。しかし、依然として頭数は少なく絶滅の危機は未だに高い。
特徴
- 美濃柴犬の一番の特徴は何といっても赤一枚の濃赤の毛色であり、一目で美濃柴犬と認識できる。ただし、赤や淡赤といった毛色も存在する。全身が赤毛に覆われているのがリ王的だが、胸や足先に白い毛が混じる個体もいる。
- 顔付きは通常の柴犬と同じタヌキ顔で、尾は巻き尾が普通で、稀に差し尾の個体もいる。
- 体高は36.5cm~42.5cm。
- 舌に舌斑と呼ばれる黒い斑を持つ個体がいる。
- 日本犬としては小型な部類だが、活動的な体の構成を持っており、キビキビとした動作と軽快な俊敏果敢な性質、そして日本犬的な気性の中に素朴さと可憐さも持っている。
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関連項目
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