概要
後土御門天皇の近臣として活躍した山科言国による日記。文明6年(1474年)から文亀2年(1502年)までのうち、11年分の記述すべてが残っている。原本は一部が京都大学にある以外は、宮内庁書陵部が保管している。
山科家の記録の特徴であるカタカナ交じりはこの日記も同様である。山科言国が後土御門天皇の近臣であり常に内裏に伺候していたため、零落し、乱中であるにもかかわらず、めげずに日常生活を続ける公家たちの姿が記録されている。
また明応2年(1493年)の明応の政変や明応7年(1498年)の香西孫六の山科郷強行入部といった記事が特に引用される。
関連項目
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