CUDA(Compute unified device architecture)とは、NVIDIAが提供するGPGPU開発環境である。
概要
CPUからNVIDIAのGPUに対して超並列処理の命令を送り、実行処理を可能にするためのソフトウェア開発環境。C言語での開発環境に、GPUとCPU間での通信機能や、単純な繰り返し命令を超並列処理に置き換える機能を加えている。[1]
NVIDIAは2006年にCUDAアーキテクチャに基づいたGPU「GeForce8800GTX」を発表しており、これ以降のNVIDIAのGPUがCUDAに対応している。[2]
※GPU向けのプログラミング環境としてはCg(C for Graphics)を用いたものもあるが、汎用的なプログラムの記述は困難である。CUDAでは、C言語ライクな言語を採用しているため、汎用コンピューティングに適している。
近年は「生成AI」のブームによって並列処理プロセッサの大量需要が発生し、長年CUDAを整備してきたNVIDIAは我が世の春を謳歌している。
関連リンク
- CUDA GPUs - Compute Capability | NVIDIA Developer
- CUDA Toolkit - Free Tools and Training | NVIDIA Developer
関連項目
脚注
- *NVIDIAはなぜAI用途で独走中?牙城は崩せるか
2023.12.7 - *「CUDA by Example 汎用GPUプログラミング入門」 Jason Sanders / Edward Kandrot インプレス 2011 p.6
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