浄瑠璃(じょうるり)とは、日本の伝統芸能の一つである。
概要
歌舞伎・文楽(人形浄瑠璃)・長唄の源流となる語り物。その歴史は古く、室町時代にまでさかのぼる。
元々は御伽草子(おとぎばなし)の一つである「浄瑠璃物語」で、これを扇拍子(文字通り、閉じた扇でリズムをとる)で語られるものであった。
江戸時代に沖縄から渡ってきた三線が変化した三味線が音楽としてメジャーになったことから、浄瑠璃と三味線が結びついてさまざまな流派が生まれた。
中でも浄瑠璃太夫・竹本義太夫が近松門左衛門と提携して起こした「義太夫節」は大ヒットとなり、それ以前の浄瑠璃を古浄瑠璃、義太夫節以降の浄瑠璃を当流浄瑠璃(又は新浄瑠璃)と呼ぶ。浄瑠璃の流派は義太夫節・常盤津節・清元節など現在8つ残っている。
上演形態
一口に浄瑠璃と言っても、様々な流派や上演形態があるが、上演に関しては大まかに分けて以下の三つ。
- 素浄瑠璃・・・人形や踊り手を使わず、太夫のみで語られる浄瑠璃。
- 人形浄瑠璃・・・太夫の浄瑠璃に合わせて人形を動かすもの。繰り浄瑠璃。
→この中で文楽は義太夫節で行われ竹本座に源流を求めるものに限られる。単に人形浄瑠璃という場合には清元や文弥節で行われるものも含む。 - 歌舞伎舞踊・・・人が踊って物語を再現するもの。
関連動画
まだ動画数は少ないが、第8回MMD杯のテーマに選ばれた関係で今後は脚光を浴びると思われる。
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関連項目
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