とかげ座とは (トカゲザとは) [単語記事]

とかげ座 Lacerta
略符	Lac
象徴	the Liza rd
起源	ヨハネス・ヘヴェリウス
概略位置	赤経：22.5 赤緯：+45
正中日時	10月10日 21時
広さ	201平方度(68位)
3.0等以上の恒星数	0
最輝星	とかげ座α 星(3.76等)
メシエ天体数	0
隣接する星座	ケフェウス座はくちょう座ペガスス座アンドロメダ座カシオペヤ座

とかげ座とは、全天88星座の1つ。

秋に北の空で見られる、小さな星座である。

概要

1683年にヘヴェリウスによって設定された、比較的新しい星座。暗い星で構成されており、目立たない星座である。

4～5等星の星々が、ジグザグに並んでいる。近くのカシオペヤ座と比較すると見劣りしてしまうが、形が似ているので目安にできる。

星座の知名度は低いが、1929年に発見された「とかげ座BL」という天体が有名。

とかげ座には、固有名を持つ恒星は存在しない。

とかげ座BL　活動銀河核
- 1929年に発見された天体(電波源)。明るさが大きく変わることから、当初は不規則変光星と考えられていた。
  のちに同様の天体が多く見つかっており、それらをまとめて「とかげ座BL 型天体」と呼ぶ。

ポーランドの天文学者ヨハネス・ヘヴェリウスが1683年に設定した。

彼の死後に出版された星図では、「Lacerta(とかげ座)」という表記のほかに「Stellio(いもり座)」とも併記されている。当初はどちらか決めかねていたのかもしれない。

なお、新しい星座であるため神話は存在しない。