アルノルト・シェーンベルク 単語

アルノルトシェーンベルク

アルノルト・シェーンベルク1874~1951)とは、クラシック音楽のうち近現代に属する新ウィーン作曲で、十二音技法の創始者である。

概要

ウィーンユダヤ系のに生まれた。音楽についてはほとんど独学で学んだが、20歳ごろにアレクサンダー・ツェムリンスキーから対位法を教わっている。

初期は後期ロマン的な音楽を作っていたが、やがて調性原理から脱却しなければ、これ以上新たな音楽は作れないという地に至る。その結果1908年ごろから調音楽に手を付け、1923年には十二音技法で作品番号23番「5つのピアノ曲」を作曲した。調音楽から十二音技法に移行した時期は、子のアルバン・ベルクアントン・ヴェーベルンもほぼ同時期であり、3人合わせて新ウィーン、もしくは3Aと呼ばれている。彼らの活動が現代音楽初期の原動力となった意味で、その力は計り知れないだろう。

1933年ナチスの台頭を避けてフランス経由でアメリカ亡命し、アメリカでは調性音楽を委託されて作ることもあったが、こちらでももっぱら十二音技法の追及を行った。

代表曲は後期ロマン時代の「浄められた」、調音楽時代の「に憑かれたピエロ」、合唱曲「グレの歌」などがある。

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