エルマークとは、一般社団法人日本レコード協会(RIAJ)が発行するマークである。
日本レコード協会が、エルマークの使用許諾条件を満たしたレコード音源や映像等の配信サイト運営事業者に発行する。要するにこのマークが付いているサイトは「うちは正規の音楽コンテンツを配信している」と主張しているわけである。マークは配信サイトのトップページや購入ページ、再生画面などに表示される。トップページではマークとメッセージ、管理番号が表示される。
しかしこのマークが無い音楽配信サイトを自動的に違法なサイトであると決めつけることはできない。海外の音楽配信サービス、ネットでの配信を主体にするインディーズレーベル等、エルマークを取得しない合法配信サービスはいくらでも存在するはずである。
申請に関しても日本レコード協会のエルマークのページにある発行先一覧のPDFに記載されている申請者は全て株式会社になっており、個人や同人サークル等が申請できるのかは不明だが、エルマークのページのFAQには"このエルマークは、レコード会社・映像製作会社との契約によって配信されているレコード(CD)音源や映像などに表示されるマークですので、それ以外のコンテンツは原則として対象となっておりません。"と記載されている為、恐らく無理であろう。
結局、このマークはサイトが合法であるということを示すというより、「日本レコード協会に何らかの関係、もしくは契約があることを示す」という意味合いしか現時点ではないんですよね。
世界中にアーティストや作詞/作曲家はたくさんいるわけですが、その中で非常に限定されたものだけ「許諾されているよ」と示すというのがこのマークの本質で、今後もそれは変わらないでしょう。
ASCII.jp:レコード協会の「エルマーク」は、本当に不正ダウンロードを減らすか?|時事ニュースを読み解く “津田大介に聞け!!” 2008.3.10
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最終更新:2025/12/09(火) 01:00
最終更新:2025/12/09(火) 00:00
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