オットイア

オットイアとは、カンブリア紀中期に生息していた海生生物の一種。バージェス動物群のひとつである。

概要

分類は鰓曳動物門で、子孫にあたるエラヒキムシは現在も海に生息している。全長は2〜20cmとさまざま。海底にU字型の穴を掘ってその中に生息していた。太り気味のミミズのような外見に似あわず獰猛かつ貪欲な捕食生物である。普段は海底に身を隠しているが巣穴に近づくものがあれば伸縮自在な口を伸ばしてなんでもかんでも丸飲みにしていた。主にヒオリテス類を主食にしていたが（ヒオリテス類の一種ハプロフレンティスはオットイアの体内から最初に発見された）体内から同じオットイアの体の一部が見つかることもあり、共食いもしたらしい。

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関連項目

• バージェス動物群
• カンブリアモンスター