ゲッコウガとは、ポケットモンスターに登場するNo.0658のポケモンである。初登場はX・Y。
基礎データ | |||
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名前 | ゲッコウガ | タイプ | みず あく |
英語名 | Greninja | 高さ | 1.5m |
分類 | しのび | 重さ | 40.0kg |
性別比率 | ♂:87.5% | 特性 | げきりゅう |
♀:12.5% | きずなへんげ※ | ||
グループ | 水中1 | 夢特性 | へんげんじざい |
孵化歩数 | 5120歩 | 捕捉率 | 45 |
世代 | 第6世代 | 努力値 | 素早さ+3 |
進化 | ケロマツ → ゲコガシラ(Lv.16) → ゲッコウガ(Lv.36) | ||
図鑑データ | |||
全国図鑑 | #0658 | 図鑑の色 | 青 |
カロス | #009(セントラル) | アローラ | #― |
ガラル | #― | ヒスイ | #― |
パルデア | #― |
第6世代のみずタイプの御三家、ケロマツの最終進化形。進化であくタイプが追加された。
「しのび(忍び)」ポケモンの名の通り忍者をモチーフにしたポケモン。英語名もそのものズバリ「Greninja」である。
専用技「みずしゅりけん」「たたみがえし」を筆頭に、「かげぶんしん」「みがわり」「えんまく」「つじぎり」「じんつうりき」「まきびし」「だましうち」「くろいきり」など習得する技も忍者系のオンパレード。
特殊系の技を使う時には、忍術を唱えているかのようなニンニンポーズをとる。
その後「みずしゅりけん」は同じ忍者ポケモンであるアギルダーも習得している。
名前の元ネタはカエルの鳴き声「ゲコ」+「甲賀」忍者+忍が駆ける夜の象徴「月光」か。
ケロマツ・ゲコガシラ時代にあった泡マフラーの代わりに首に巻いているのはなんと舌。
ポケパルレでよく見ると、口から出ているのが分かる。
太腿についている手裏剣マークは単なる模様ではないようで、「みずしゅりけん」を使う際には
一旦そこに手を当てて手裏剣を作り出しているような専用モーションをとる。
戦闘中はキリッとしているものの、ポケパルレではケロマツからずっとやる気のない糸目顔で棒立ちしている。ケロマツ系はオンとオフの区別がはっきりしているらしい。ここまで戦闘時とギャップがあるポケモンは稀である。ちなみに腕や足にある白い部分を触られると嫌がるが、ベロを撫でると逆に喜ぶ。
2014年4月15日に更新されたPGLでは「ポケパルレで一番かわいがられているポケモン」に認定された。
デザインもさることながら、対戦での性能面でも人気があり、後述のようにスマブラやアニメでも大きく取り上げられている。これらにより着実にファンを増やしていき、2016年に行われた「ポケモン総選挙720」では、人気のピカチュウや伝説ポケモンを抜いて堂々の1位に輝いた。名実ともに第6世代の顔として定着した瞬間といえるだろう。
その後2020年の「Pokémon Day(ポケモンデー)」を記念して行われた投票企画「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」では、サン・ムーンやソード・シールドのポケモンを含めた全890種類の中でも人気は衰えず再び1位を獲得。驚異の二冠を達成した。
このような人気とは対照的に、実は「みず/あく」タイプである。あくタイプなのは忍者の隠密行動、闇の中を走るイメージからだろうか。映画「名探偵ピカチュウ」でも悪役として登場する。
スマートな見た目に違わぬスピード型のポケモン。素早さが一番高く、次いで特攻・攻撃が高い。水御三家は鈍足という常識を打ち破った上、歴代御三家及び水タイプ内での素早さ種族値最高の座まで獲得してしまったポケモンである(第九世代でマスカーニャに抜かれ第九世代現在では御三家二位)。その反面打たれ弱いため、扱いは丁寧に。
準専用技「みずしゅりけん」は水タイプ・物理(第7世代からは特殊)系の先制技(優先度+1)で、威力15×2~5回の連続攻撃。
もうひとつの専用技の「たたみがえし」は、自分と味方への攻撃技を無効化するというダブル・トリプル向けの補助技。ただし自身がフィールド上に出た直後しか発動不可で、変化技は無効化できず、優先度が0で「まもる」等のように先制発動しないため、やや使い辛い。
隠れ特性「へんげんじざい」は、自分のタイプが「使おうとする技のタイプ」に変化するという特性(初期状態の水/悪タイプ時に水技or悪技を使用した場合も単水or単悪タイプへ変化する)。つまりどういうことかというと、「習得できる全ての攻撃技をタイプ一致で撃てる」ということである。変化技や「めざめるパワー」のタイプにも適用されるため、事実上フェアリー以外の全てのタイプになることが出来る(ミストフィールド状態で「ほごしょく」を使えばなれなくはないが、他ポケモンが必要であるうえ変幻自在とは関係ない)。タイプ変化に伴う耐性の変化は相手の使う技を迷わせることにもなり、使いこなせば強力な特性である。多くはこちらを採用することになるだろう。
第六世代環境においては「いのちのたま」などを持たないとやや火力不足なのは否めない。その火力不足と脆さから評価が落ち込んだこともあったが、多くの相手に高い素早さからタイプ一致で弱点技を撃ち込めるというのはやはり強みであり、汎用性は随一。パーティの軸に据えるというよりは、パーティの欠点を補う形で技構成し運用するのに向いているポケモンと言えるだろう。元のタイプである水・悪に固執する必要すらないため、パーティ構成によってはそれらの技を採用しないという選択肢もありである。X・Yのレーティングバトルではダブル・トリプルにおいて高い使用率を誇り、総合的な使用率でも上位に食い込んでいた。
技のレパートリーの関係で特殊の方が人気だったが、オメガルビー・アルファサファイアでは教え技として物理を中心にいくつかの技を習得。「ダストシュート」や「けたぐり」といった技を得て、物理型も実用に足る技レパートリーとなった。
第七世代で新要素「Zワザ」が追加された結果、高速でタイプ一致Zワザの超火力を打ち込んでくるポケモンと化した。Zクリスタルのタイプ、特殊型に物理型、Z持ち以外にもスカーフ持ちをさらに上から叩くスカーフ型や従来の命球型、タスキ型や激流型など型が豊富で受け辛さは全ポケモンでも屈指。レート使用率も上位五指に入り、環境トップメタに君臨している。
第八世代では初期から最後まで登場する事なく終わってしまう。
しかし第九世代にて期間限定のテラレイドバトルの相手、及び報酬として最強ゲッコウガが出現する事が確定となり、アローラ地方から抜け出しパルデア地方に推参する運びとなった。ただし第八世代でへんげんじざいと同性能の特性「リベロ」を持ったエースバーンが大暴れした影響か、へんげんじざいの効果が「戦闘に出るたび1回のみ」に大幅に弱体化されてしまったため、以前のような戦法は出来なくなってしまった。
なお元祖へんげんじざい所有者であるゲッコウガの参戦によって『草』『水』『火』のへんげんじざい系列の特性を持つ御三家が初めて同じ場に集結する事となる。
2014年4月9日のスマブラダイレクトにて、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』へのファイター参戦が発表された。
同時に発表されたリザードン共々、ポケモントレーナーの手持ちとしてではなく単体キャラクターでの参戦である。
などの「忍者ファイター」らしい技が搭載されており、さらに通常ワザやスマッシュワザには体術のほかベロマフラーを叩き付ける技や水の忍者刀を作り出し斬り裂く技などもある。
機動力に優れ、特にジャンプの鋭さは他ファイターの追随を許さない。流石カエル…。また、手から水を出すアピールには某緑の弟の蹴りアピメテオよろしく上方吹っ飛ばし判定が存在する。
ポケパルレの脱力フェイスは眠り時や手前吹っ飛びの時などに見られる。
参戦はポケットモンスターX・Yが発売前の段階で決定していた。ポケモンの開発から資料を入手しこのポケモンは人気が出るだろうという判断から参戦が決定した。当時はイラスト程度でしか参考資料がなかったこともあり、桜井政博氏創作の体術も多い。
またキャラクターセレクトでゲッコウガを選んだ際に聞けるナレーション音声は何かとネタにされやすい。
→ゲッコウガァ・・・
この参戦を記念し、オメガルビー・アルファサファイアのいずれかと3DS版を両方購入すると、オメガルビー・アルファサファイアでスマブラの初期技と同じ技を覚えた「へんげんじざい」のゲッコウガを受け取ることができた。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』にも続投。
アニメ版に合わせ、水で作り出す武器が忍者刀からクナイに変更され、最後の切りふだも前作と同じながら後述のサトシゲッコウガに変化する。
「ポケットモンスターXY&Z」7話でゲコガシラが進化。進化と同時に「みずしゅりけん」を習得し、さらにサトシとシンクロして姿が変わりパワーアップするという謎の現象が発生。ピカチュウ・(進化する前の)ゲコガシラ・サンペイのゲッコウガの3体を同時に相手しながら苦戦させる実力を持っていたヘイダユウのキリキザンを倒した。
変化した姿の名称は、公式では「サトシゲッコウガ」となっている。しばらくの間はメディア媒体のみで使われる名称だったが、作中でも「サトシによく似ている」という理由からユリーカにより命名された。つまりあまりに安直な名前なのはユリーカのせい。過去の文献によると、カロス地方でも1度しか確認されていない「キズナ現象」と呼ばれるもので、トレーナーとの絆が極限まで高まった結果、そのトレーナーと似た姿になるという。シトロンの分析で、サトシとゲッコウガの波長がシンクロした時に起こる現象だという事が判明した。感覚もシンクロしているようで、ゲッコウガの見ている光景がそのままサトシにも見えたり、サトシとゲッコウガが全く同じ動きをとったりする。ただし、ゲッコウガが受けたダメージがサトシにも伝わっている描写も見られ、完全にコントロールできるようになるまでは、サトシがバトル中に意識を失って倒れる事もあった。
当初は水を纏っていたが、シンクロが進むと巨大化した「みずしゅりけん」としてその水が背中に装備される。完全にコントロールできるようになってからは、この状態が基本形態となる。この状態になった時の力は、チャンピオン・カルネのメガサーナイトを追いつめるレベルにまで上がっている。
パワーアップしていられるのは一時的であり、最終的には元のゲッコウガに戻る。この点ではメガシンカに通じるものがあるが、メガシンカとの関係は不明。アランは「石を使わないメガシンカ」と推測している。
ちなみに、サトシのケロマツはAGのタケシのミズゴロウ→ヌマクロー以来のレギュラーキャラで進化した水タイプであり、中でも水御三家が最終進化を果たしたのはこれが初めてとなる。
リーグ決勝戦でアランのメガリザードンと対決したときは最後の一撃で放った巨大水手裏剣の色がオレンジ色に変化し煙のようなものも出ていたため大きく話題になった。当時はサン・ムーンの情報が出始めていたこともありZ技との関連性を予想する声も多かったが、その後アニメ監督である矢嶋哲生氏のTwitterにて、膨大なエネルギーで沸騰した水手裏剣であることが判明した。強く進化し続けるサトシとゲッコウガのパワーを表現したアニメオリジナルの演出であるもよう。
また、詳細は不明だが、人間や通常のポケモンにはわからない、エネルギーの流れを感じ取る力もある。人間にはわからないというのはサトシも例外ではないが、ゲッコウガと感覚をシンクロさせる事で、間接的に流れを感じ取れる。フレア団が起こした事件では、動力源として巨石に捕らわれていたハリさん(マノンのハリマロン)の居場所をこれで突き止めた他、事件後に事件の余波として残っていた植物の出現を察知したりもしていた。その力を、事件の余波を潰しにカロス各地を回っているプニちゃんら(ジガルデ)が欲し、ゲッコウガに協力を要請。悩んだ末に、サトシの後押しもあって協力を決意。サトシと別れ、プニちゃんらと旅立っていった。
そして2016年10月4日、なんとサン・ムーンのソフトに逆輸入が決定。ゲーム内では「きずなへんげ」と呼ばれる新たな特性を持ったゲッコウガを、10月18日から配信されている特別体験版にてゲットすることができ、それをサン・ムーン本編に連れていくことが可能に。
このゲッコウガで相手のポケモンを倒すことで「きずなへんげ」が発動してサトシゲッコウガの姿になり、攻撃と特攻の種族値がそれぞれ+50、素早さの種族値が+10される。またみずしゅりけんのモーションが背中から投げつける専用のものに変わり、威力が15から20に強化されるが、ヒット数が3回で固定になるため強化前のみずしゅりけんが最大5回ヒットした際のダメージには届かなくなる。相手を1体倒すだけで終わる戦闘の場合は「きずなへんげ」は発動しない。戦闘終了後に元の姿に戻るのはメガシンカと同様。しかし上昇する種族値の数字がメガシンカよりも多い110となる。(次点でパーフェクトジガルデの108)
「きずなへんげ」ゲッコウガはタマゴを産まず、従来のゲッコウガに特性カプセルを使っても「きずなへんげ」に変えることは出来ないため、現状は特別体験版で入手出来る1体のみの貴重なポケモンである。
御三家(みずタイプ) | |||||
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第1世代 | 第2世代 | 第3世代 | 第4世代 | 第5世代 | |
第6世代 | 第7世代 | 第8世代 | 第9世代 | ||
サトシのカロス地方手持ちポケモン一覧(ゲット順) |
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ピカチュウ♂ | ゲッコウガ♂ | ファイアロー | ルチャブル♂ | ヌメルゴン | オンバーン♂ |
掲示板
2387 ななしのよっしん
2024/12/12(木) 00:48:06 ID: 23KEAjEq72
>>2385
スターミーもゲッコウガも好きだから無理やり同じデッキに入れてみたけど
さすがにポケモンだけでデッキの半分を占めるとなると
トレーナーズ入れるスペースが足りなくてちょっと厳しかった
フリーザーと組ませて進化までの繋ぎと削りを任せる形に落ち着いたが
進化不要で相性も悪いピカチュウサンダーが鬼門かな
2388 ななしのよっしん
2024/12/12(木) 03:08:52 ID: vrFQIDAIGm
>>2387
そうか?俺はどっちも入れて全然戦えてるけど
まあお互いのプレイスタイル次第かね
ピカサンダーがきついのは同意。後者とか実質カモネギだもんな
こちら先攻で尚且つ初手にどっちか出されたらまず降参は検討するレベルだわ
2389 ななしのよっしん
2024/12/12(木) 03:17:17 ID: vrFQIDAIGm
連投失礼
ついでに相性の悪い相手としてフシギバナデッキもある
うまく立ち回られて育ち切ると高火力の超や炎デッキと違ってマジで歯が立たないから、こっちは即攻で勝負を決めに行く必要がある
これは相方がフリーザーとスターミーどちらでも同様
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最終更新:2025/03/28(金) 23:00
最終更新:2025/03/28(金) 23:00
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