ポケットモンスター サン・ムーンとは、2016年11月18日発売のニンテンドー3DS専用ソフトである。
ポケットモンスター サン ポケットモンスター ムーン |
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基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ロールプレイングゲーム |
対応機種 | ニンテンドー3DS |
発売日 | 2016年11月18日 |
開発元 | ゲームフリーク |
発売元 | 株式会社ポケモン |
販売元 | 任天堂株式会社 |
価格 | 4,980円(税別) |
対応年齢 | CERO:A |
ゲームソフトテンプレート |
ポケモンが20周年を迎える2016年2月27日に放送された『Pokémon Direct』にて発表されたシリーズ完全新作。
前作に続いてハードは同じ3DSだが、お約束だったシステムや世界観として描写されてこなかった部分の描写など、これまで手付かずだった部分を中心に様々な刷新が図られている。
今回の冒険の舞台である「アローラ地方」はハワイ諸島がモデルとなっており、海を隔てて4つの自然島と1つの人工島が存在するという、今までのシリーズにはない舞台構成となっている。
これまでと大きく異なる点としては、アローラ地方にはまだポケモンリーグやポケモンジムが存在しないため、そのかわりに「島めぐり」(後述)を行いながら「Zクリスタル」を集めていくことになる。
アローラ地方では、人間とポケモンがとても近い距離で共存しており、他の地方とは異なる独自の文化が発展している。
これまではバトル以外ではそこまでは目立たなかった一般のポケモンたちがNPCとして色々な場所に多数登場し、カプ神やウルトラビースト等の所謂準伝たちも色々な形でストーリーに絡んで活躍するため、ポケモン自身の自己主張がかなり強い。
自然豊かな島を舞台にした楽しい大冒険である一方、図鑑に書かれる自然の厳しさや恐ろしさ、これまでとは全く別な理由で闇が深すぎる悪の組織など、世界観の描写もこれまでにない鮮烈なものとなっている。
いつも通り、いつも通りバージョンごとに出現するポケモンにも差異がある他、2つのバージョン間で現実の時間と連動した「時差」が存在する。『サン』ではニンテンドー3DS本体に設定された時間と同じ時間で、『ムーン』ではそこから12時間の時差が生じる。
それ故に金銀以来となる昼のみ・夜のみの出現ポケモンが存在する。
次回作となる『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』が2017年11月17日に発売された。『プラチナ』以来のマイナーチェンジ作品だが、一部シナリオが大幅に変更されている。
今作でもシリーズのお約束を踏襲し、冒険へ旅立つ前に博士からポケモン図鑑を渡されるのだが、なんと今回はあのロトムがポケモン図鑑に入り込んでいる。その為、これまでただ情報を記録、閲覧する為の道具でしかなかった図鑑が初めて独自に意思を持ち、主人公にアドバイスをくれるという非常にユニークな仕様となっている。
そして、ポケモンが人語で普通に話しかけてくるというのもこれが初である。
ロトム図鑑は主人公の現在地や目的地を下画面に表示してくれる他、主人公達の会話を聞いて次に向かうべき場所を教えてくれたりする。また、「QRスキャン」という機能があり、ゲーム中でポケモンの図鑑情報をQRコードに出力でき、QRコードを人から貰って読み込むことで出現場所などを調べることができる。
それ以外にも、何でもいいのでQRコードを読み込むことでエネルギーを蓄積でき、ある程度蓄積してから発動すると過去作のポケモンの一部が出現するようになる「島スキャン」というものもある。
また、特別なQRコードを読み込む事でそれに対応するポケモンの情報をチェックしたりも出来るようだ。
2016年5月10日公開の映像で最初にもらえる御三家とパッケージの伝説のポケモンが判明して以降、順次公開されている。以下は、発売前に明かされた新ポケモン。
名前 | タイプ | 名前 | タイプ | 名前 | タイプ |
---|---|---|---|---|---|
モクロー | フクスロー | ジュナイパー | |||
ニャビー | ニャヒート | ガオガエン | |||
アシマリ | オシャマリ | アシレーヌ |
名前 | タイプ | 名前 | タイプ |
---|---|---|---|
カプ・コケコ | ソルガレオ | ||
カプ・テテフ | ルナアーラ | ||
カプ・ブルル | マギアナ | ||
カプ・レヒレ |
名前 | タイプ | 名前 | タイプ | 名前 | タイプ |
---|---|---|---|---|---|
ツツケラ | |||||
ネッコアラ | |||||
ヤングース | デカグース | ||||
アゴジムシ | デンヂムシ | クワガノン | |||
イワンコ | ルガルガン | ||||
ジジーロン | |||||
トゲデマル | |||||
ハギギシリ | |||||
アブリー | アブリボン | ||||
ヌイコグマ | キテルグマ | ||||
ヤトウモリ | |||||
キュワワー | |||||
ミミッキュ | |||||
ドロバンコ | バンバドロ | ||||
コソクムシ | |||||
オドリドリ | or or or / | ||||
カリキリ | ラランテス | ||||
ヨワシ | |||||
ネマシュ | |||||
ナマコブシ | |||||
バクガメス | |||||
スナバァ | シロデスナ | ||||
マケンカニ | |||||
タイプ:ヌル | シルヴァディ | ||||
ナゲツケサル | |||||
ジャラコ | ジャランゴ | ジャラランガ | |||
アマカジ | アママイコ | アマージョ | |||
ヤレユータン | |||||
メテノ | |||||
コスモッグ |
「アローラのすがた」ともいう。
既存のポケモン達が、アローラ地方の生息環境に適応した姿。
姿だけでなくタイプや特性も変化しており、中には元々のタイプの片鱗が全く見られないものもいる。
詳細はアローラのすがたを参照。
それぞれのポケモンの詳細については、各ポケモンのページを参照。
異世界から現れた、アローラ地方を脅かす謎の存在。
強大な力を持ち、人やポケモン達にとって脅威となりうるものといわれている。
「ウルトラビースト」は複数存在しているといわれ、それぞれコードネームで呼ばれている。
名前 | タイプ |
---|---|
UB01 | ??? |
UB02 EXPANSION | ??? |
UB02 BEAUTY | ??? |
UB03 LIGHTNING | ??? |
UB05 GULUTTONY | ??? |
詳細はウルトラビーストを参照。
島めぐりの中で手に入る「Zクリスタル」を主人公が腕に付けている「Zリング」はめ込むことでZワザが使用可能になり、そのZクリスタルの力をポケモンに持たせる(「もちもの」と同じ扱い)ことで発動が可能になる。
使用するとこうげきワザはタイプ毎の超強力な攻撃ワザに変化し、補助技は何か特殊な効果がついてくるようになる。
詳細はZワザを参照。
レベル100のポケモンを対象に、そのポケモンの「生まれながらに持っている能力」を高める要素。
行うには、ゲーム中で手に入るアイテム「おうかん」が必要になる。
詳細はすごいとっくんを参照。
一人前のトレーナーに成長するために4つの島々を巡るアローラ地方の伝統的な儀式。
4つの島に何人かずつ存在するキャプテンと呼ばれる案内役のもと様々な試練に挑むこととなる、試練の内容は道具探しや知恵比べなど多岐にわたるが、試練の最中はモンスターボールを使用できないこと、最後は「ぬしポケモン」との戦闘になる点が共通している。
ただトレーナーと戦うだけだったこれまでのジム戦と異なり、ぬしポケモンは(設定上は)基本的に野生のポケモンであり、キャプテンと共に悪ノリしたり怪奇現象を引き起こしたりと生き生きとした姿を見せてくれる。
その島の全ての試練を終わらせると、各島を統治する首長・島キング(クイーン)との勝負「大試練」が行われ、突破すれば次の島へと向かうことができる。
尚、試練や大試練を達成するとキャプテンの持つタイプの「Zクリスタル」を貰うことが出来る。
(バッジ代わりというわけでもなく、一部のZクリスタルは他の場所で手に入るものもある。)
人の力だけでは辿り着けない場所に行く為に、ポケモンに移動の手助けをしてもらうシステム。
過去作における秘伝技の役目を持っており、ライド用のポケモンはパーティには加わらないがいつでも呼び出すことが可能。
これにより、ひでん要員にパーティを割く必要がなくなり、自由にパーティを決められるようになった。
ロトム図鑑に搭載されている、ポケモンを発見して撮影する新機能。所定の「ポケファインダースポット」でこれを使う事で出現するポケモンの姿を写真に収める事が出来る。 撮影した写真は加点式で評価され、高い点数を出すと、機能が拡張されていくなど、ゲーム性はかつての『ポケモンスナップ』にかなり似通っている。
4人のプレイヤーがそれぞれの陣営に分かれ、1対1対1対1のバトルを行うルール。
4人のうち誰かの手持ちポケモン3匹が全て倒れたターンで終了し、プレイヤーが倒したポケモンの数と手持ちに残っているポケモンの数で勝敗が決まる。
詳細はバトルロイヤル(ポケモン)を参照。
ボックスに預けたポケモンたちが自由に遊んでいる無人島。
実時間に連動して様々なことができる施設で、ボックスのポケモンたちに木の実を育ててもらったり、道具を探してもらったり、努力値を振ったりと色々なことが出来る。
詳細は「ポケリゾート」を参照。
2016年2月27日配信開始の3DS向けバーチャルコンソール『ポケットモンスター赤・緑・青・ピカチュウ』から、ポケモンをインターネット上の自分専用のボックスに預けて管理することができる有料サービス『ポケモンバンク』を通じて、最新作『ポケットモンスター サン・ムーン』へ、集めたポケモンを連れていけるよう対応予定であることが同生放送、公式Twitterにて告知された。第1世代は現行作品と個体値・努力値の仕様が異なるためこの辺がどう処理されるかは不明。
また、「ポケットモンスターX・Y」「ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイア」にいるポケモンも、同様にポケモンバンクを通じて連れていく事ができると下記の公式サイトで発表されている。
サン・ムーンでは、前作から対応している【日本語、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語】に【中国語の繁体字・簡体字】が加わり、全9言語からの選択が可能になる予定である。
2月の生放送で告知を行った石原氏は、「ポケモンを通して、世界中の多くの皆さんがそれぞれの言語の壁を越え、交流をして頂けることを願っています。」とコメントしている。
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最終更新:2024/11/08(金) 07:00
最終更新:2024/11/08(金) 07:00
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