ミハイル・イッポリトフ=イワノフ(1859~1935)とは、19世紀末から20世紀にかけて活躍したロシアの作曲家である。
サンクトペテルブルク郊外のガッチナで生まれた。サンクトペテルブルク音楽院でリムスキー=コルサコフに師事し、師匠譲りのオーケストレーションや異国情緒が彼の楽曲にはあふれている。グルジアのティフリスで教鞭をとっていたこともあり、特にコーカサス地方やトルコが興味の対象であった。一方で正教のための典礼音楽も作曲している。
やがてモスクワ音楽院で教鞭をとり、1905年からは院長も務めたが、ボリショイ劇場の指揮者を務めるなど広く活動した作曲家であった。
組曲「コーカサスの風景」の第4曲「酋長の行列」が特に有名。また、第2曲「村にて」は黒澤明監督の映画「夢」に使用された。
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最終更新:2025/12/24(水) 06:00
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