ヴィトルト・ルトスワフスキ

ヴィトルト・ルトスワフスキ（1913～1994）とは、クラシック音楽のうち現代音楽に属する作曲家である。

概要

ポーランドに生まれ「雪解け」によって西側の前衛音楽の影響を受けた作曲家「ポーランド楽派」の一人。もともとはバルトークに影響された民族主義的な音楽を作っていた新古典主義の作曲家だったが、十二音技法の採用、さらにはセリー音楽への傾倒、といった具合にブーレーズ、ケージ、シュトックハウゼンらの影響を強く受けた。

しかし、必ずしもそれだけを用いたわけではなく、調性的響きを併用させた独自の作曲スタイルを確立している。特に「12音和音」と「ad-lib動律」が特徴的であるが、晩年は次第に前衛から遠ざかり「新しい単純性」、「新ロマン主義」へ迎合する傾向を見せた。

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関連項目

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