七回死んだ男

七回死んだ男とは、小説家・西澤保彦の代表作である。

　特殊設定もの、特にループ系の小説としてたまに引き合いに出されるが、ループする原理そのものは全く説明されない。ただしルールは厳密に設定され、そのルール下で事件発生・解決がされる。

概要

「反復落とし穴」というループ能力（あるいは現象）をもつ少年が、ループ内で何度も形を変え死に続ける祖父を助けようと奔走する。

　ループを終えた後に少年はある人間に相談をもちかけるが、そこで事件に対し鮮やかな真相が解き明かされることになる。

「反復落とし穴」のルール

1. たまに「落とし穴」にはまると、その日（24時間）を九回繰り返す。いつ「落とし穴」にはまるかはランダムで選べない。
2. 繰り返しはどうあがいても回避できない（繰り返し回数を変えることはできない）。
3. 九回目の一日が事実として残る。それまでの八日間はぶっちゃけ何をしてもそれぞれ歴史や記憶には残らない。
4. なので主人公以外はだれもループを認識していない。
5. ループ内では最初の一日をもとに人間は同じ行動をする。もちろん主人公が違う行動をとれば結果は変わる。

（なのでループ内でこれがベストだという行動を決めたら、九日目に全く同じ行動をとればいい）

関連動画

関連項目

• 西澤保彦
• ミステリー
• 小説作品一覧
• ひぐらしのなく頃に
• CROSS†CHANNEL
• 時をかける少女
• ひとかた