三菱・ヴィラージ

三菱・ヴィラージ(MITSUBISHI VIRAGE)とは、1997年から2007年まで台湾で販売されていた準中型セダンである。

概要

ランサーの派生モデルとして1996年に登場。
ランサーとの主な違いはエンジンで、通常仕様のランサーが1600ccエンジンを搭載していたのに対し、ヴィラージは1800ccエンジンを搭載していた。
2007年のランサーフォルティスの登場と共に生産が終了され、2008年にはこのモデルの後継となるランサーイオが発売された。

歴史

初代（1996年～2000年）

1996年発売。
発売当初は「ランサーヴィラージ」（LANCER VIRAGE）という名称であった。
外見上の違いとしてはトランク周りのデザインであり、ランサーが日本仕様のランサーと同じデザインであり、ランサーヴィラージは日本仕様のミラージュと同一のデザインであった。

1998年12月にはマイナーチェンジを実施、このマイナーチェンジを機に名称が「ヴィラージ」(VIRAGE)に変更された。
ランサーと同じく台湾仕様独自の外装デザインが与えられた。トランク周りのデザインが同一となったため実質エンブレム以外では見分けが付かなくなった。
マイナーチェンジと同時に「ヴィラージイオ」(VIRAGE iO)を追加、専用のブラックアウトヘッドライトやシート生地などの採用によりスポーティな志向が与えられたモデルであった。

2000年には2代目にモデルチェンジした。

2代目（2000年～2007年）

2000年にモデルチェンジを受けた。
基本的な戦略は変わらず、1600ccがランサー、1800ccがヴィラージを名乗っていた。

2002年に小改良を受け、ランサーの名称が「ランサーEI」となる。
この小改良にてランサーEIに1.8リッターモデルが設定され、ヴィラージはスポーツモデルである「ヴィラージイオ」のみとなった。

2003年にはマイナーチェンジを実施。
1600ccと1800ccの標準モデルが「グローバルランサー」(GLOBAL LANCER)に名称を変更。
2005年にはランサーの1600ccモデルにヴィラージイオとほぼ同じ外見を持つ「ランサースピリット」を追加、翌年の改良ではヴィラージイオ用のバケットシートなども採用された。

2007年にはグローバルランサーがモデルチェンジを受け「ランサーフォルティス」（LANCER FORTIS）として販売を開始、ヴィラージイオの生産が終了した。
翌年にはランサーフォルティスのスポーツモデルで、実質的なヴィラージイオの後継モデルである「ランサーイオ」（LANCER iO）が追加されている。

関連動画

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関連項目

• 三菱自動車
• 中華汽車
• ランサー（兄弟車）