戦略 単語


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センリャク

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すばらしい! 戦争においては戦術よりも戦略のほうが重要だとは思う!!
読者諸君! 戦術と戦略の違いは各自辞書(ディクショナリー)を引きたまえ!!


(週刊少年ジャン『封神演義』)

戦略(strategyとは、戦争政治を繋げるとして機するものであり、戦略によって戦争を使用して、政治標を達成することが追求される。

混同されやすいもの

戦術と混同されやすいが、戦略のほうが大規模・長期的である。

政策 > 戦略  >  作戦  >  戦術・戦法 > 技術 (小規模・個人→)

  • 戦術:基本的な戦い方、形、戦車を倒す方法、建物を制圧する方法・手順 …など。
    • 標達成するには具体的に何をどうすればいいのか?」という感じである。
    • 訓練や演習で研ぎ澄まされ、作戦のように終了することはない。
  • 戦法:戦い方そのもの。同時に狙撃煙幕で身を隠しつつ突撃するなど。
    • 現在においては戦術と同義的に、便宜的かつ曖昧に用いられる場合も多い。
  • 作戦:「Eの奪還しようぜ作戦」のようなもの。(一時的なもの)
    • もちろん、作戦成功の為にどうするか?何が必要か?も考える。 戦術や戦法を使う。
    • 作戦名的に言えば、Eのを奪還するか、断念すればそれで終了である。
  • 戦略:まずAのを制圧して橋頭堡を作り、B・Cのへ攻め込む、必要物資は50t …など。
    • 軍隊の階級の高い人達がやるのがこれである。
    • 「こんな流れで行こう」という標・順序といえば、若干ざっくりめな感じである。
    • ただし大部隊を動かすなど、予算や燃料、経路や所要時間も考えなければいけない。
      • もちろん作戦通りに行くとは限らず、作戦加筆修正を臨機応変に行うことになる。
    • 兵科の特徴を加味しつつ、補給や後方支援も考えなければ大部隊は瓦解してしまう。
      (→諸兵科連合)(→兵站
  • 一番上に政策を含めるか否かは個人差がある。政治よりも戦略・戦闘の方が好きな方など。
無能だった場合

概要

戦略とは、時代が進むに連れて、定義が発展して来た言葉である。

まず、戦略という言葉の起は、古代ギリシャ語であり、900年頃には東ローマ帝国レオーン6世が「ストラテギーア(strategia)」という言葉を使用している。

中世を通じて、戦略の概念は部分的に忘れ去られるが、17世紀後半から18世紀の啓時代に再発見される。

ポールギデオン・ジョリィ・ド・マイゼロアは1777年に「シュトラテギー(Strategie)」という用語を、ジャックアントワーヌ・ギベールは1779年に「ラ・ストラテジック(la strategique)」という用語を、それぞれ著書の中で使用している。

1837年には、アントワーヌアンリ・ジョミニが「戦略とは地図上において戦争を計画する技術であり、作戦地全体を包括する」とした。

ジョミニと同時代のカール・フォン・クラウヴィッツは、戦略を実践的なものではなく、概念的なものと考え「戦争とは、他の手段による政策の継続である」とし、戦略を「戦争的のために戦闘を用いること」と定義する。

1929年クラウヴィッツ定義は、バジルヘンリーリデルハートにより大戦略へと拡され「国家、もしくは国家の集団の持つあらゆる資を、戦争政治的な的達成のために調整して向すること」と定義された。

そして、1999年にコリングレイクラウヴィッツリデルハートなどの議論を踏まえて、戦略を「政策の的のための軍事力の行使と、その行使の脅しに関するもの」と定義した。また、グレイは、学問としての戦略学(Strategic studies)の発展に大きな貢献を果たした。

こうした概念の発展を踏まえて、アメリカ陸軍では、戦略を「国家や同盟の軍隊を用いたアートサイエンスであり、政策的を武力の脅威または使用によって確保すること」としている。

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掲示板

  • 12 ななしのよっしん

    2025/04/26(土) 12:25:11 ID: Y4ZeDt8Od0

    作戦
    戦場に戦力を集める場合でも、一方の戦場は有利だから戦力を減らしてもう一方に集める、全体の戦力では負けていても敵の援軍を足止めしてる間に決着をつければ勝てる、など戦術要素の考慮が必要になる場合もある
    ある戦場で不利な状態で奇襲された場合、例え撃退できずともより時間や戦果を稼ぎできれば損を抑えて撤退できれば、その後の反撃で有利になる、逆の立場ではただ勝つだけでなく速有効に勝つ必要がある、など一つの戦場での勝敗基準は別の戦場を考慮する必要がある場合もある
    戦争が長期化大規模化して一つの戦争で再準備の間なく複数戦闘が起こり、機動通信補給技術の向上でそれら時間地理的に離れた戦闘同士がし合うようになって戦場に着くまでと着いてからを細かく反復横跳びする思考が必要になった
    こうした状況が顕在化した両世界大戦の研究から戦中戦後にかけて戦略と戦術をつなぐ作戦領域が発展する事になった

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  • 13 ななしのよっしん

    2025/10/06(月) 09:52:59 ID: Rmes2l2Ehj

    10日で概ね終わる積もりで侵攻した結果3年以上の歳と膨大な人的・物的資を喪うことになったという観点で見れば、
    ロシアは既に戦略的に敗北していると言えるのか?
    ウクライナ側も奪われた領土やさらわれた民の奪還が成されてない以上、これまた戦略標は果たせてないということになるのか

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  • 14 ななしのよっしん

    2025/10/25(土) 17:00:34 ID: kbIOEntrb+

    >>13
    ロシア側が人的/物的に喪失しているいないにかかわらず、
    戦略的に敗北勝利もしてないです。
    同時にウクライナ側ついてはその認識です。
    スヴェーチンが言うところの「戦略は進路を示す」について、
    両軍どちらも達成できてないのです。

    露は最近の原油安で戦費調達が揺らいでおり、は人的資が押されてます。

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