vi

1. ローマ数字の6のこと。
2. アメリカ領ヴァージン諸島 (の、トップレベルドメイン)
3. ベトナム語のISO 639-1言語コード
4. イタリアのヴィチェンツァ県の略記、もしくはISO 3166-2:IT県名コード
5. VIsual editorの略記 (テキストエディタ)
6. Vi アイドルマスターにおいて「ビジュアル」のパラメータを意味する略語 → イメージ(アイドルマスター)
7. 音楽におけるコード番号 (音楽のコードネームを番号に置き換え相対的に表し、どの調にも応用できるようにしたもの) のVI。Iのコードとともに調を特徴づける主要なコードであり、Iを代用したり曲の進行における緊張のアシストとして用いられたりする。cf. IV△7→V7→IIIm7→VIm

ここでは5の意味で説明する。

概要

UNIX系OSの愛好者においてEmacsと人気を二分するエディタ。

人気がありすぎてvi派とEmacs派でよく議論になる → Wikipedia:エディタ戦争

BSD創始者、ビル・ジョイが自分のために作ったのが始まりである。

現在はviクローンのVimやnviを使うことが多い。

使い方

「モード」と言う概念を持つ。カーソルの移動にもコマンドを用いる。

全て入力する前にEscキーを押し、確定にはEnterキー。

ここではわかりやすくするためにスペースの代わりにアンダースコア ( _ ) を用いている (実際はスペースを入力)。

<file>はファイルまでのパス (ファイルの場所) である。

コマンド/モード	キー操作
新規作成	:n!
ファイルを開く	:e_<file>
水平の別ウィンドウでファイルを開く	:sp_<file>
垂直の別ウィンドウでファイルを開く	:vsplit_<file>
保存せずに終了	:q!
上書き保存	:w
別の箇所に保存	:w_<file>
保存して終了	:wq (:x)
n文字分カーソル左移動 。nは数字。 カーソルキーが使えることも多い	nh
n文字分カーソル下移動 。nは数字。カーソルキーが使えることも多い	nj
n文字分カーソル上移動。nは数字。カーソルキーが使えることも多い	nk
n文字分カーソル右移動。nは数字。カーソルキーが使えることも多い	nl
インサートモード (以後Escキーを押すまで入力した文字がカーソル後に入力される)	i
カーソルの右側1文字を削除 (押すたびにもう1文字消える)	x
カーソル位置の1行を削除	dd
アンドゥ	u
行の先頭に移動	0
新しい行でインサートモード（下）	o
新しい行でインサートモード（上）	O
行の末尾に移動	$
ページの先頭行へ移動	H
ページの末尾行へ移動	L

他にも機能はあるが、外部リンク参照のこと。

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関連項目

• UNIX (SUSでは標準でviを導入するようにとの指定がある)
• Linux
• Emacs
• Vim (viからかなりの拡張を盛り込んだエディタ。現在viとして一般に使われているのはこれかnviである)

外部リンク

• Vi Man Page