神奈川県のほぼ中央に位置し、南部を平塚市、西部を秦野市、北東部を厚木市と接する内陸部の市。
1971年(昭和46年)3月1日に市制施行して伊勢原市が発足した。
江戸時代初期、大山参りに来た伊勢山田の曽右衛門らにより、千手ヶ原が開拓され、それに伴って伊勢の国の人々がこの地に移り住んだことから伊勢原の地名が付いたと云われている。
市街地区域には東西間に東名高速道路、国道246号、小田急線が走る。東京から50キロメートル、横浜から45キロメートルの位置にあり、アクセスに優れ首都圏の近郊都市として重要な役割を担う。
交通の便がいいことから道路沿いにはたくさんの工場や住宅が集まっている。
1960年代前半までは純農村地帯だったが、1960年代後半から宅地開発が進み、今現在は東京郊外のベッドタウンとしての側面が強い。
北西部の緑豊かな大山山系から南東部にかけて平野が形成され、鈴川、善波川、日向川、歌川などの清流が流れ大地を潤している。専ら丘陵部は畑作を中心とした農地、平地は市街地、低地は水田に利用されている。
総面積のうち三分の一を山林原野が占めるなど緑が多い。気候は温暖で豊かな自然と相まって穏やかに過ごしやすい。
丹沢山地の一部である大山は地名の由来になることから分かるように、伊勢原とは切っても切れない霊峰。浮世絵の題材や古典落語の演目にもなっており、江戸時代に庶民の間で大山参りが流行しその門前町として栄えたことで文化が育まれた。今なお観光客や登山客から人気を集めるなど、伊勢原市のシンボル的な存在。
市街地から大山に近づくにつれて標高が上がり、晴れていれば、相模湾に江ノ島、房総半島まで見渡せる。
市内には室町時代の武将、太田道灌にまつわる史跡などが数多く残るなど歴史的な資源も少なくない。
特産品や名産物は葡萄やイチゴ、梨、柿、きゃらぶき、大山こま[1]、大山のとうふ[2]、地酒など。
「クルリン」という、大山こまの帽子をかぶったマスコットキャラクターがいる。趣味はハイキング。
ニコニコ動画のタグにおいては、「伊勢原市」よりも「伊勢原」のほうが関連動画の登録数が多い。
大山は雨降り山とも云われ、ここら一帯は雨乞い信仰の中心地となっている。
江戸時代中期にこの神社に参拝する大山参りが定着し、江戸時代後期には年間20万人が訪れたという。
江戸城築城で知られる戦国武将・太田道灌にちなんで名付けられた祭り。
道灌公鷹狩り行列、北条政子日向薬師参詣行列、観光総おどりなどが行われる市内最大のイベント。
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最終更新:2025/03/28(金) 06:00
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