俺の股間が核反応制御不能とは (ヤメラレナイトマラナイとは) [単語記事]

俺の股間が核反応制御不能とは、愚かな人間には抑えることの出来ない生命科学の神秘、或いは人間によって繰り返される過ちである。

注記：本稿で言及する「核」とは同じ「核」でも陽子や中性子で出来ている奴ではなく、減数分裂するほうの核である。

概要

お空のけしからん姿を目にしたときに発動する……いや、発動してしまうと言われるスペルカード。
発動した際にはE＝ｍｃ²の式で示される反応熱が局所的に集中し、加えて大質量に伴う重力ひずみが空間をゆがませて特定危険部位を見かけ上膨張させる現象が観測される。

一度反応が臨界状態に達すると、制御棒（この反応においては反応を促進させるためのものである）を抑制する事が困難になり、マニピュレータによる制御棒の機械的なピストン運動がおおよそ一秒に二回以上の頻度を越えると、「ポイント・オブ・ノーリターン」として知られる反応領域に達する。

こうなるともはや反応は完全に制御不能となり、やがて炉心部の燃料棒が溶解しゲル化した内容物が外部に漏出する。この状態がメルトダウンと呼ばれる、反応においてもっとも危険かつ無防備な状態である。

メルトダウンによって漏出する汚染物質は長く残留し周囲を汚染するため、速やかに除染し回収した汚染物質を適切に処理する必要がある。繊維質の吸収材を用いるのがもっとも一般的な方法である。可能であれば、メルトダウンが予測されるような反応状態が進行している際には手元に十分備蓄しておくことが望ましい。

奇妙なことに、核分裂臨界事故などとは異なり、この反応においては一度メルトダウンが起こると反応は急速にクールダウンし終息に向かうことが知られている。

従来、これを発動させるにはルナティックをクリアする程度の腕前が必要とされていたが、近年の技術の発達により霊烏路空に会うことさえ出来れば問題がなくなってきている。