包括的核実験禁止条約(CTBT)とは、すべての爆発を伴う核実験を禁止する条約である。
包括的核実験禁止条約の前身ともいえる条約。地下核実験以外の大気圏内、水中、宇宙での核実験を禁止する条約である。こちらは実際に発効しており、日本も署名批准しているため、水中や宇宙での核実験は日本はできないことになっている。
地下核実験は禁止されなかったとはいえ、地下核実験は技術がないと行うことが難しいため、後進国が核兵器を持つことをできなくするという、一定の効果はあった。
ここからさらに、「地下核実験を含めた全ての爆発を伴う核実験はアカンすよ!」というのが包括的核実験禁止条約である。爆発を伴う核実験が全てできないとなると、爆発を伴わない実験、つまり寸止め(未臨界核実験)やソフトを使ったシミュレーションなどしかできなくなるということもあって、これから核武装を目指す国、今核保有している国が署名を渋り、2023年現在は発効していない。
署名していないので問題ないとはいえ、この条約の採択後パキスタンや北朝鮮が核保有を宣言したり核実験を繰り返したなどによって、絵空事の綺麗事と化しつつある。
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最終更新:2025/12/06(土) 04:00
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