核武装

核武装とは、国家が核兵器を配備することを指す言葉である。「核保有」「核保有国」とも言われる。

概要

第二次世界大戦中にアメリカ合衆国が核兵器を完成させて以降、多くの先進国が核兵器を開発し、自国内に配備している（ヨーロッパの一部の国ではアメリカ軍の核兵器が配備されている）。

日本は核兵器を配備していないが、独自に核武装するべきか否かの議論は色々なところで行われている。

核武装している国^[1]

• NPT（核兵器不拡散条約）加入している核兵器保有国
  
  • アメリカ
  • ロシア
  • 中国
  • イギリス
  • フランス
• NPTに加入していないが核兵器を保有している国
  
  • インド
  • パキスタン
  • 北朝鮮
• 核兵器保有の強い疑念をもたれている国
  
  • イスラエル
• 核兵器保有の疑念を持たれている国
  
  • イラン
  • シリア
  • ミャンマー

その他

韓国

マーク・フィッツパトリックによる「Asia’s Latent Nuclear Powers: Japan, South Korea and Taiwan」（アジアの潜在的核武装国）によれば、すでに韓国国民の6割が核武装に賛成であること、与党の国会議員たちは堂々と核武装を主張していること、過去にはIAEAやアメリカに隠れて原爆開発研究を進めていた「前科」があること、そして韓国国民の7割は「反日」であることが、すべてソース付きで紹介されている。^[2]

NATO

アメリカ、イギリス、フランスを除くNATOのヨーロッパ諸国は核武装していないが、アメリカの核爆弾（B61）が5カ国に保管されており、核攻撃を受けた場合はその核爆弾を使用し報復攻撃を行うシステムが確立されている。→ ニュークリア・シェアリング

関連項目

• 軍事
• 核兵器
• 核爆弾
• 核弾頭
• 核兵器禁止条約
• 大量破壊兵器
• 原子力関連用語の一覧

脚注

1. *https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E4%BF%9D%E6%9C%89%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
2. *「兵頭二十八の防衛白書 2016」兵頭二十八 草思社 2016 p.373